カテゴリー「読書」の5件の記事

2010年9月30日 (木)

今日「孤舟」を読んだ

 渡辺淳一の「弧舟」を読んだ。ドキュメンタリーで定年退職者がどう暮らすがということはいろいろ読んできて、色々あるものだ、と一応理解していた。しかし、多くの定年退職者がどういう日常を送っているか、本当のところよくわからないところがある。渡辺淳一が小説として、定年退職者の何について書いているのか、というところが興味があった。

 前半はほとんどドキュメンタリーで一般に書かれているような生活、夫婦でのやりとり、を書いてあって、小説っぽいところはなかった。

 その後、話しは一変して、デートクラブの話になっていく。男女の話を書いてきた作家だけあって、さすが定年退職者についても男女の話が出てくるのか、枯れつつある人間について男女の話を持ってきても現実離ればなれした話にしかならないのに、と興味を削がれる思いで最終場面まで読んでいった。

 最後の場面になって、デートクラブの相手が予想通りの結末になって、じゃぁどーした、ということになったが、振り返って考えれば、作者は、男女間の話しを書きたかったのではなく、男女間の話に託して、この定年後を生きていったら、ということを、書きたかったのがやっとわかって、なんとか無事終了、ということになった。

 久しぶりに購入したハードカバー出会ったが、話題が定年退職者でなかったら、文庫本で済んだのに、と思いながら、読み終わった。

| | コメント (0)

2009年5月 1日 (金)

京都春の古本市に行ってきました(09-5-1)

 京都では年に3回古本市がある。正確に言うと古本市ではなく「古書大即売会」である。春は大体5月初め、夏は8月中旬、秋は11月の初め、という年3回である。今回は、みやこめっせという屋内会場で開催されており、他の2回は屋外で開催される。

 ここ数年毎回参加してみて、3回のうち春の古本市が一番充実している感じがしている。会場が屋内であるせいか、本屋さんも出店しやすいのか、本も多いし、また、内容のいい本が多い。このところ、夏、秋は何も買わないで帰ってくることが続いていたので、今回こそは何とかしていいものを探そうという気持ちがあった。

 その春の古本市は今日から始まったが、その今日の未明に、新型インフルエンザの疑いのある人が出たと厚労省の発表があった。ついに、日本にも、ウイルスが侵入しているかもしてない、という心配が出たし、人の大勢集まる会場だし、本もほごれているので、会場ではマスクをすることにした。

 数日前に、ドラッグストアでマスクを購入しようと思ったら既にほとんど売り切れ。みんな早々と対応されておられる。

 これはみんなが「冷静に」対応した結果でしょうと思うが、ちなみに、このところ、放送関係、政府関係者がテレビで「冷静に」という単語を発するごとにカリカリしている。全く何も意味する内容が無い「冷静に」という単語をいかにも物知り顔に発している連中の神経が分からない。コメンテーターが『こういう話には「冷静に」対応することが必要で・・・』と新しいニュースに対してどうコメントしてよいか分からないまま、慌てふためいて『「冷静に、冷静に」対応する必要があります』、などといっているのは、徒然草の世界を思い出すようで、おかしくて仕方ない。とにかく、「冷静に」という言葉をつかわないで、冷静に考えて、もっと適切な意味にある単語を発してほしい。

 ということでマスクは購入できなかったが、家に花粉症対策のためのマスクがなんとかあったので「冷静に」それをもっていくことにした。会場前でマスクをつけて入ったところ、同じように、「冷静に」マスクをしている人もちらほら出会って、変に少し安心した。

 春の古本市としては、例年になく人も多かったようで、また、皆さんたくさん購入しておられたようであった。その理由をつらつら考えて、今年はゴールデンウィーク中家にいる人が多いためなのか、テレビが面白くないのでその代わりのものを探そうとやってきた人が多いのか、団塊の世代が退職し暇で仕方ないので古本を求めにやってきたのか(私もその範疇に入るのかもしれないが)、などの理由が浮かんできたが、客にインタビューするわけにもいかない。

 とにかく、私も2時間じっくり探して(例年なら1時間強程度か)、8冊9000円分購入した。じっくり探した割には購入したものが少なく、また、レパートリーを見てもきわめて狭い幅に集約されているな、という感じが多いしている。まあ『深く』読書をしている証しでしょう、と家内に慰められて帰ってきた次第であった。

 

 

| | コメント (0)

2007年8月11日 (土)

今日の最高気温37.7℃ー「下鴨納涼古本まつり」に行きました

 今日の京都の最高気温は午後2時33分に37.7℃を記録した。昨日の気象庁の予報では37℃だった(今朝になるとなぜか36℃に予報が変わっていたが)。結局くるくる変わる気象庁の予報を無視するかのように、予報をを凌ぐものに.なった。昨年は8月6日に38℃を記録している。これが5年ぶりだったそうで、昨年に続いて高い最高気温を記録した。

 2年前に今の家に引越してきてからはほとんど夏はエアコンなしに過ごして来た。しかしさすがに昨年の38℃にはたまらなくなって、今年の初夏、エアコンのない一部屋にエアコンを増設したところである。

 今年は「くるくる変わる天気」ではなく「くるくる変わる天気予報」で、予報を考えれば、そのエアコンも使うことがないだろうと思っていた。しかし、結局、結果的には予報はまるっきりはずれており、今年も猛暑になっている。つけてよかったというところである。しかし、出来る限りエアコンはつけないように、ということには変わりがない。

 今朝も37℃の予報は出ているもののエアコンをつけることもないかなと思っていた。しかし流石に午後2時を廻ると部屋の中は33℃に近づいてきて、扇風機だけでは我慢が出来なくなり今年初めてエアコンを入れた。その時間が期せずして、京都の今日の最高気温を記録した2時33分にほぼ一致していたことになった。体感温度も結構役に立つということか。

 午後は37.7℃であったが、午前中の予報として35℃という暑さの中「下鴨納涼古本まつり」に行って来た。京都では大きな古本まつりが年3回ある。5月には平安神宮の近くの室内会場(みやこめっせ)で開かれるもの(春の古書大即売会)、8月の下鴨納涼古本まつり、そして、11月初めの百万遍の知恩寺で行なわれるもの(秋の古本まつり)、である。

 昨年の11月から古本まつりに行くようになったがそのときは何もか買わなかった。今年5月にはやっと何冊か(禅関係、良寛さん関係)を購入した。それらの本は結構読むのに時間がかかって、時間つぶしには良いものであった。最近は晴耕雨読の生活をしているので、時間つぶしに良いものが重宝する。新書とか小説とかはすぐ読み終わってしまうので読むための本を調達するだけで大変であり、時間つぶしに良いものについつい手が出てしまう。古本まつりで買った本だけではなく、結構町中の古本屋でて購入した本に読書の比重が移っているのも事実である。安いだけではなく、新本が入手困難になって本が増えている感じである(そういう本の場合は安くはない、定価より高い場合もしばしば)。世の中が変わってきたせいで、みなせん本を読まなくなっているのでしょうが、古本まつりだけは別の世界があるようである。今日もたくさん買っていたようである。

 今回購入したのは臨済禅関係の本3冊と、私が高校生のときに配本が始まった「世界の名著」の中の未購入の西洋哲学関係の本3冊を買った。後者の3冊は読むかどうかはなはだ怪しい。3冊計500円だったので手が出ない方がおかしいという感じで買ってしまった。

 これでしばらくは時間がつぶせそうである。そして、読書しながら、かび臭い本の臭いとの格闘でもある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月27日 (金)

パノラマ・ピンホール写真のプリント依頼

 大人の科学vol14のピンホールカメラでパノラマ写真をネガフィルムで撮ったことは以前報告した。これらのネガフィルムの「現像」については近くの写真屋さんではまともにやってくれそうにも無かったので、結局、スキャナーでの取り込み、画像処理、印刷、という手順でやった。取り込みに時間がかかったり、画像処理もなれていなかったので試行錯誤が続いたりして、なんとか我慢できるところまでできたので以前報告した(参考1, 2, 3)。

 しかし、撮影したときの条件が悪かったのか(曇り空であったからか)、出来上がりの鮮やかさにかけるものであった。ピンホール写真なのでもともとピンボケのところがあるが、それが、鮮やかさにかけていた場合には、見栄えのしない画像になってしまいがちで、ピンホール写真の雰囲気のよさを感じることは困難であるな、と思ったものである。そこで、パソコン処理ではなく、プリントをしてもらったらどうなるかという興味が募ってきて、どこか写真屋さんでやってもらいたいと思うようになった。しかし、どこに頼んだものか、近くにはあまり「まともに」やってもらえそうなところがなさそうだし、と思ったが、先日一度ネガフィルムを現像だけやってもらったとき、店員がまともそうなお店があった。そこで、一度相談してみることにした。

 お店に行って、事情を説明したところ「やります」といい返事であった。問題は、どのサイズにプリントしますか、であった。ネガフィルムの一コマは、35mmフィルムの通常の1コマを2つフルに使用しているものである(通常の35mmの2コマの間にある空間にも映像が映っている)。こういうものをどのサイズにしたら良いですか、ということであったが、お店が用意しているサイズで、Eサイズ(117x82.5mm)、Lサイズ(127x89mm)などあるが、パノラマなので無理であるとのこと。即ち、狭い方のサイズ(82.5mmとか89mmの側)で目一杯に焼くらしく、そうすると117mm, 127mmでは私のパノラマは入りきらないとのこと。

 そのお店では「パノラマサイズ(225x89mm)」というサイズがあって、それでいいのではと店員は思ったが、そのあと、その店員はおもむろにネガフィルムを取り出し、機械にかけ、その機械に接続している(と思う)パソコンに向かってしばし沈思黙考していた。2-3分たって、「パノラマサイズ」では、私のパノラマ写真が全部ははいりません。両端が欠けます」とのことであった。そしてそのその店員は「○○サイズなら入ります」ということだった。理由は良くはわからなかったが、できるものであるならOK、ということで○○サイズでお願いした。○○のところが何であったか忘れてしまった(残念、そろそろ認知症かな)。

 30分待って出来上がった。約252x約88.5mmのサイズに仕上がっていた(やはり「パノラマサイズ」では無理であった)。やっとプリントしてもらえるところを探すことができ、また実際にプリントしてもらったのでまずはほっとした。店員が聞いた、スキャナー・パソコン処理と較べてどうですか、と。私の返事は、雰囲気は一緒です、だった。色合いその他ほとんど、スキャナー・パソコン処理と一緒であった。期待していた鮮やかさはほとんど改善が見られていなかった。しかし、逆にほっとした。なぜかというと、私のやってきたスキャナー・パソコン処理(画像処理)がほとんどプリント・レベルに到達していると思ったからだ(プロの目から見たらそうではなかろうが、「素人の趣味」という観点からは十分だ)。時間が無いときは、お金を払えば簡単にプリントしてもらえるのはありがたい、ということもある。今後もよろしくと店員にはお礼を言った。

 結局改善は見られなかったが、ひとつの勉強にはなったと思う。ピンホール写真を撮るときにはどうするのかの参考にはなった。ピンホール写真を撮るにはいろいろ制約がありそうで、条件を選ぶ必要がありそうである。そして大事なのは、何をどう写したいのか、どう表現したいのか、という問題ではなかろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月12日 (月)

近況1 -花粉症

 2週間ばかりブログには遠のいていた。この間、時間を見ては読書ということで、退職以前に途中止めにしておいた本や、積ん読(つんどく)していた本の何冊かがさばけた。まだまだ積ん読の本はあるのでそれらで時間がつぶせる。しかし、なかなか読むのが手ごわい哲学などの本も多いのでどうなることか。そういう本はそのままになる可能性も大きい。

 今年は、暖冬とであったが、昨日ぐらいから冬に舞い戻った感じである。しかし、花粉の方は、早々とピークを過ぎた、という花粉予報の話で、これが当たってくれることを願うばかりである。今年の花粉治療(?)としては、医者からは薬をもらわず、市販の鼻炎用の飲み薬で何とか収まっている感じである。花粉の量が少なかったのでこれでよかったのかもしれない。もっと飛散量が多ければ医者に行って薬を出してもらった方が良いかもしれない。医者の出す薬は1日1回で効果が長く続くが、市販の薬は1日2-3回で面倒だし、医者の出す薬には保険がきくので安くなる。しかし、医者の出す薬は私には効き目が弱いので困る。したがって、医者からもらうにしても、市販薬との併用になろう。

 ヒノキ花粉はこれからであるが、もしヒノキ花粉が多ければ、医者の薬も考えてみようかと思っている。しかし今年のヒノキの花粉は非常に少ないらしい。

 こうして、スギ花粉もピークは終りつつある(らしい)し、ヒノキも少ない、となると、今年の花見は花粉症に悩まされなくてよいかもしれない。すこし心配なのは我が家の隣の敷地にヒノキの大木があることである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)