家庭菜園を始めて3年になるが、早い時期からブラックベリーの木を買ってきて植えていた。ブラックベリーには思い出があったからである。
若い頃に北米大陸に滞在していた頃、食事のデザートなどによくブラックベリーの実が出てくることがあった。それがフレッシュで美味しく、また、フレッシュのままのものは日本では味わったことがなかって、好んで食べたものだった。
家庭菜園、庭木いじりを始めたころ、園芸店・ホームセンターでブラックベリーの木が置いてあるのを見つけ、昔食べたブラックベリーをもう一度味わいたいという気になった。
購入して庭の空いたところに植えたもののどう栽培してよいものか知らないまま植えたものだから最初の年は枝が地面に這って伸びていき、現にはあまり育たなかった。それでも、花が咲いて、わずかではあるがなんとか実ってきた。しかし、地面に近いところに放っておいた感じなので、実も雨などで汚れてきて、そして、痛んできて、とてもじゃないが食べようという気にはならない代物になったしまった。それでも我慢して口にすると、北米大陸で味わったものとはかけ離れた酸っぱい味で、思い出を呼び起こすのには程遠かった。
その後(翌年)、ブラックベリーは地面に這わせるのではなく、垣根か何かに伝わらせるのがよいと知って、枝を地面から離してやった。実も付いてきたが、梅雨の長雨であまりいい感じには熟してこないで、酸っぱいままであった。それでも家内はわずかながらジャムにして食べて美味しかったということである。
そして、今年は、梅雨の雨からブラックベリーの実を守ってやろうと思って、果実袋をつけようと思った。しかし、近くの園芸店・ホームセンターでは果実袋は何一つ売っていなかった。ネットでは、りんご用、ブドウ用、ミカン用など売っているが、どれを買ったらよいか分からなくて、しかも安くは無くあきらめていた。そうしていたところある日、CD/DVDの袋(半分が透明のシートで半分が不織布のもの)が我が家にたくさんあることに思いだした。そして、果実袋として、CD/DVDの袋を使ってみようと思った。CD/DVDの袋で最後まで熟してくれるのかどうかわからない(蒸れてしまって返ってよくないかもしれない)が、何事もチャレンジである、と思って使ってみた。
そうして、わずかながら黒っぽい実にまでやっとなってくれた。下の写真(クリックで拡大)がそれである(一枚に写真はまだ黒くなっていないもの)。
昨日一個だけ食べてみた。なんと、酸っぱさがなくなって、あのさっぱりしたブラックベリーの味になっているではないか。まだ、一個しか食べていないのでCD/DVDの袋が良かったのかどうかは判断できないが、期待は持てそうである。あとは、まだ黒くなっていないものが早く熟してくれることを楽しみに待つだけである。そして、梅雨ももう雨も降らないで明けてしまいそうなので期待は膨らむ。
[7/5記載]今日2個目を食べてみた。先日と比べて甘みが増していた。これならフルーツとして十分食べられる。今年はビックグミの大きく育ったがこれは甘みがいまいち。それと比べても美味しいものになってきた。CD/DVD袋 兼 果実袋さまさまである。