カテゴリー「旅行・地域」の24件の記事

2012年12月 3日 (月)

紅葉の曼殊院_今年の勅使門は例年と違っていた

 今年、11月25日に京都のモミジの名所の一つ曼殊院門跡を訪れた。過去何度も訪問しているが、今年は勅使門の景色がいつもと違っていた。

(例年の勅使門)
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(今年の勅使門)
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 今年の勅使門にはテントらしきものが置いてあった。あまり背が高くないのでテントとして使うのには低すぎるのではと思ったが、下から覗くほどのスペースもない。単に階段を写真のテントらしきもので覆っているのかとも思った。とすれば、誰か高貴な人が通るのなと思った。しかし誰が、なんのために。勅使門は一般人ではなく天皇の使者の出入りする門なので、天皇絡みで何かがあるのだろうと思っていた。その後何もニュースも案内がないので忘れていた。

 今日(12月3日)、曼殊院の麓の道路には交通規制の案内が出ていた。

 近くの神社の鳥居前にはいつになく警官が立っている。子供の登下校の見張りでもしているのかと思ったが聞く訳にはいかない。このあたりも物騒になったのかなと思ったものだがあとで勘違いがわかる。

 そのうち、ヘリコプターが近くを旋回し出した。そこでやっとわかった。今年の勅使門の景色は天皇・皇后陛下を迎えるためのものだと。

 ネット検索してみると、今日の天皇の行事として曼殊院訪問が出ていた。

 今年は曼殊院の紅葉は終わっているし、紅葉ももう一つだったので、満足されたのかどうか。

(最後にせっかくなので、今年11月25日の紅葉の写真)
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[後日後記] 2枚目の写真(今年の勅使門)のかぶせてあるテントらしきものの下にあると思われるものの正体が判明(実際に見学したご近所さんの話)。テントは雨除けだそうです。テントの下の状況は、通常は石段だそうですが、今回は石段の上に木のスロープが作ってあったそうです(木の階段でなく、スロープだそうです)。スロープに滑り止めがついているそうです。テントの中央が高くなっていますが、これはスロープの中央に木の手すりがついているからだそうです。手すりだからテントの中央が(高いといっても)低かったのだと思います。


 

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2011年11月27日 (日)

奈良仏像めぐり(2011-11-22)

 趣味で仏像彫刻をやっているが、そろそろネタ切れで、次は何を作ろうか、思い当たるものが乏しくなってきていた。

 そういう時に情報が入ってきて、10月10日にオープンした東大寺ミュージアムの展示会『奈良時代の東大寺』の図録に、法華堂・執金剛神の写真が四面揃っている、という話を聞いたもので、奈良の仏像めぐりを思い立った。

 仏像彫刻では写真を見ながら彫っているが、私にとっては、正面写真、左右側面写真、背面写真が揃っていることが必須で、その他、ななめ角度の種々の写真があったほうがよろしい。

 以前から執金剛神も彫ってみたかったが、秘仏で年一度の公開の日(例年は12月16日。ただし平成23年、24年は非公開)しか見れないのと、写真も図書館で探しまわったが、正面写真しか入手できない状態であった。その執金剛神の四面の写真があるという情報は願ってもないものであった。

 せっかく奈良に行くのだからほかにどこに行こうか、と考え、新装開館した興福寺の国宝館にはまだ行っていないし、今、十大弟子の一つを彫っているし、次には、金剛力士像を彫ろうとしているので、一度拝観しておかなければ、ということで、興福寺の国宝館にも行くことにした。

 興福寺は、北円堂などの特別公開をしるのでこの機会を逃さないように、と思ったが、特別公開の最終日が次の週の11月23日だったので、早い目に行くことにし、11月22日に決めた。北円堂には無著、世親像もあり、いずれ彫る可能性があるので、この際拝観させてもらおう、というもくろみもあった。

 以上だけでは、いつも行っているところなので、新規のお寺にも行ってみようと考え、どこにしたらよかろうか、と考えているうちに、どうしても行きたいところとして、新薬師寺が浮かんできた。十二神将(特に伐折羅大将)も拝観したい仏像の一つであったが、本尊の薬師如来に会いたかったので新薬師寺に行くことにした。

 5日前の11月22日に、以上の仏像を拝観しに奈良に行った。

 東大寺ミュージアムの展示会の図録は無事入手した。

 興福寺・国宝館では、今彫っているもの(十大弟子のひとつ)は、実物とはかけ離れたものになっているなと残念がったりした。写真は3面しかなかったので(斜め写真もほとんど入手できなかった)、どうしても正確に彫刻するには無理があったと反省しきり。しかし、新たな十大弟子を彫っているのだ、と思い聞かせて、継続していくことにした。

 行楽シーズンのためか国宝館は混んでおり、ゆっくりと拝観する雰囲気ではなかった。しかも拝観料も値上げになっている。新装前のがらがらの国宝館に戻してもらいたいものである。

 興福寺・北円堂の無著、世親像はどっしりした像、写真で見るよりもかなりどっしりした像で、彫りの深い像であった。彫刻家の中村晋也さんが奈良薬師寺に納めた阿僧伽(アサンガ=無着)像と比べて、かなり太い体躯であった。

 新薬師寺では本尊の薬師如来にお会いした。いつもは仏像を拝観するときに手を合わせることのないふとどき千万の私であるが、この像の前ではなぜか手を合わせてしまった。昨日(26日)図書館でこの仏さんの写真を収集した。かなりの写真が集まった。四面はちゃんとあったので、来年ぐらいは模刻をやらせてもらおうかと考えている。

 新薬師寺で仏像めぐりは以上で終わりのつもりであったが、新薬師寺に行く途中、白毫寺の案内もあったし、新薬師寺からそんなに離れていないようだったので、足を延ばすことにした。

 道のりは、山の辺の道、とかで、山の辺の道は三輪山のほうだけだと思っていたが、三輪山から春日山のふもとまでが山の辺の道だということだった。そのためか、白毫寺までの道案内は丁寧で道に迷うことはなかった。

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 山の辺の道を歩いているときは平坦であったが、山の辺の道を離れて白毫寺に入っていく道は、階段が連なり、年寄りにとっては息の切れるものであった。しかし、白毫寺についてからは、奈良盆地が一望できるいいお寺であった。萩の枯れ枝もそのままになっていて、さぞかし萩のころは綺麗だろう。

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 伽藍ではいろんな仏像が拝観できた。中でも有名なのが閻魔王坐像で、写真では光の関係かかなり怖い像になっているが、拝観したときはそんな怖さを感じなかったのはなぜだろう。帰って写真を見直したが写真はやはり怖い感じであった。

 こうして、今回の仏像めぐりは終了ということになったが、バスで新薬師寺から帰っているときに、バスから一瞬のことであったが、謎のピラミッド(「頭塔」)をみることができた。おまけなのかな。

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2009年1月 6日 (火)

初詣-趣きのなくなった伏見稲荷大社とその界隈

 もう正月が終わって6日であるが、今年の初詣は3日に京都の伏見稲荷大社と八坂神社に行ってきた。

 30年近く伏見稲荷大社の近くに(歩いて10分程度のところに)住んでいて毎年そこにお参りするのが正月の恒例行事であった。とくに何かをお祈りするということもなく、参道脇にある「骨董市」を見るのを楽しみにしたり、また、参道の出店の(広島焼き風)お好み焼きを目的にしたものだった。

 しかし、数年前に京都市内の北部に引越しをして、この何年間かはお参りしていなかった。そして、今年、3年ぶりぐらいに行ってみた。

 京阪電車の稲荷駅から参道へ向かう途中にお店が幾つかあるが、それらのお店で日常の生活物資を買っていたところもある。しかし、3年ぶりに来たところ、お魚屋さんは店を閉じて一杯飲み屋に変わっていた。屋根にある看板は魚屋さんのままであるが中身は変わっていた。また、八百屋さんはみやげ物店に変わっていた。今までもよくもつぶれないでいるものだとは思っていたお店ではあるが、実際、店じまいをしているのを見ると寂しいものである。

 それらのお店は変わっていたが、伏見稲荷の参道、神社そのものは変わっていないことを当然のことと思いながら参道を進んでいった。

 骨董市に到ったとき、その姿が激変していた。時代の波である程度は覚悟していたが、骨董品を売っていない「骨董市」になっていた。数年前まではその規模を縮小はしているものの骨董は置いてあった。今年はなんとか骨董もどきは置いてあったが、古いものらしく見せかけて作ったものを置いてあるのであって、骨董品そのものではなかった。「骨董市」の名が恥ずかしいものになっていた。

 骨董市の変貌は想像以上であったが、神社自体は変わっていないだろうと思い、いよいよ境内に入って行った。

 なんと、境内が激変していた。参拝客が本殿に向かって整列されているのであった。いままでこういう姿を見たことがなかった。多くの人が警備員(警察?)の誘導で本殿にゆるゆると進んでいた。また、本殿で拝まない限り、御札、絵馬、破魔矢などは求めることが出来ないような仕組みになっていたのには唖然とした。当然、古い御札を納める場所にもいけないような感じだった。

 人間が機械的に誘導されている姿は、信仰心とはかけ離れたもとの思い、なにか人間の信仰心まで警察か何かにコントロールされているのかと思うと、ありがたくも何もなくなってきた。当然参拝せずにすぐに引き返してしまった。伏見稲荷大社では人間は「拝む機械」となってきたようだ。

 個人的には以上のような感情を抱いて引き返したが、途中、以前いつも行っていたパンやさんが美味しい「アンパン」をいつもどおり売っていたので買ってきた。店員(オーナー?)のおねぇさんが家内の顔を覚えておいてくれたのは唯一変貌しなかった姿だった。

 伏見大社神社の変貌振りにあきれてその足で昨年に続き八坂神社に行った。八坂神社はいつもと変わらない趣きであった。昨年は厄年だったので厄払いのお札を入手した。今年もなにか御札を求めようと思った。しかし、何が良いか分からない。家内安全、学業成就、交通安全、etc、といろいろある。どれも最低1000円であった。全部買えば5000千円近くなる。なにかパッケージで丸ごとご利益があり2000円ぐらいにお安くしたお札でもないかと思ったがそんなものはない。この不景気なときに、本当にご利益があるのであれば良いが、と思いながら、通り過ぎてしまった。

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2008年12月24日 (水)

法隆寺訪問-金堂内部は照明がついて明るくなった

 今、法隆寺にある1つの仏像(A)の彫刻(模刻)やその他の美術品(B)の彫刻(模刻)に挑戦している。

 仏像Aについてはその参考・勉強のために昨年の9月頃、今年の10月に訪問したが、今年10月に訪問したときは目的の仏像が展示してなくて残念だった。

 今日は、主として美術品Bの勉強のため法隆寺を訪問した。目的の勉強はなんとか果たせたので一安心しているところである。

 10月に訪問したときに無かった仏像Aも今日は大宝蔵館に鎮座ましましていたにで、ついでにじっくり見て前回の訪問では出来なかったことがついでに出来た感じである。

 ところで、法隆寺の金堂がしばらくの間工事中であったが、今月の中旬から金堂が公開されるようになった。このことは新聞でも報道された。今日は金堂が目的でなかったので、見るつもりは無かったが、一番最後に念のため一目見ておこうと思って金堂にも行った。

 新聞報道で照明が付いて明るくなった、ということであったが、あまり期待していなかった。しかし、実際に金堂内に入ってみると、かなり明るく、仏像の詳細も判別できたし、今まではほとんど見るのが不可能であった周辺の壁画も見えるようになっていたのには驚いた。金堂内の周辺に配置されている四天王像もかなり存在感を増していた。これで、暗くて何も見えない金堂、懐中電灯の必要な金堂、という悪評もなくなると思う。

 天蓋の部分は私にとってはかなり興味ある部分であるが、明るさは以前よりは当然明るいが、天蓋部分のすぐ下のところを柱(どういう名前の柱か知らない。梁か)が横こぎっていて天蓋の詳細は全く見ることが出来なかった。これは残念なことであった。今後天蓋を拝観することはかなりしんどいことになりそうだ。

 金堂内で数人の人が撮影(動画)をやっていた。照明がついて明るくなったところでの撮影で、金堂の趣きもまた違ってくるのであろうと思う。

 10月の法隆寺訪問に比べ今回は実り多いものとなった。奈良地方朝方マイナス1℃ということであったが、昼間は10℃を越えて、防寒をしていったせいもあって寒くは感じなかった。

 今日は観光客はまばらであった。こういう観光客のほとんどいない落ち着いた法隆寺もよいものだった。

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2008年8月15日 (金)

高野山の「ろうそく祭り」に行ってきた

 5年ぐらい前、高野山に用事があっていったとき、たまたまその日が8月13日で「 ろうそく祭り」とやらいう行事が行なわれていた。今年も用事ができたので、8月13日にあわせて高野山に行き「ろうそく祭り」を見てきた。

 地上は猛暑で最低気温でも27℃、最高気温に到っては37℃くらいの日々が続いているが、高野山は地上よりも7-10℃低い気温であった。朝が20℃程度で日中は28℃くらいで、10℃も差が有ればさぞかし涼しいと思ったが、確かに涼しいのでるが、陽に当たると日差しは強く蒸し暑く感じた。

 ろうそく祭りの案内については金剛峰寺のHPに『萬燈供養会「ろうそく祭り」のご案内』という 案内が載っているが引用すると、

 ろうそく祭りとは参拝者によって一の橋から奥の院までの聖域約2キロメートルの参道を約10万本のローソクの光で荘厳し、先祖をはじめ奥の院に眠る総ての御霊を供養するお祭りです。

 参道に浮かぶ約10万本のローソクの光は幻想的で、漆黒の闇にきらめく灯りの線は高野山の夏の風物となっています。参拝者はその灯りの中に先祖を思い、お盆の送り火といたします。

と言うことである。以下がそのひとこまである(写真はクリックで拡大)。

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 ろうそくを串に挿したものが無料で配布され、一の橋から奥の院までの道の両側に発泡スチロールの板を這わせそれをアルミホイルで巻いた板に、ろうそくの火ををつけた串を挿していく、と言うものである。私も10本程度立てていきました。一時間半程度の行事であっという間に終わりました。

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2008年4月29日 (火)

京都・東寺の春の特別公開(2008)

 平成20年の春季京都非公開文化特別拝観(4/26~5/6)が行なわれているが、先日の東福寺(ブログ記事はこちら)、曼殊院(ブログ記事はこちら)に続き、今日は東寺に行ってきた。

 今回の非公開文化特別拝観は五重塔内部(初層のみ)の拝観(下の写真参考。写真はすべてクリックで拡大します)と言うことであったが、この内部は時々公開しているので、今回が「特別拝観」となっているのは違和感があった。

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 しかし、京都に住んで40年になるが東寺には宝物殿に一度行ったことがあるだけで、金堂、講堂、五重塔などの拝観はしたことがなく、「初めての拝観」ということで、特に、講堂の「立体曼荼羅」をメインのターゲットとして行ってみた。

 

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(↑金堂)

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(↑講堂)

 講堂の立体曼荼羅はやはりどの仏像にしても完成度が非常に高く、他の仏像にでは、私でも頑張れば真似が出来るかもしれない、と思うところあるが、講堂の仏像は、なかなかあそこまでは彫れない、とまいってしまうほどの完成度に驚いた。各種明王像、四天王像、梵天、帝釈天など国宝級のものは特にすばらしかった。特に、彫ってあるのかどうか分からない感じで彫ってあり、そして、その木彫の微妙な流れが見事にかつ自然に表現されているところにはただただ感心し唖然とするだけであった。40年も来ていなくてもっと早く来たらよかったのにという言い方が出来るかもしれないが、最近始めた仏像彫刻の練習があって始めて理解した面もあることは否定できないので、やはり、今の時期でよかったのかもしれない。

 金堂には、薬師如来、日光菩薩、月光菩薩が置いてあった。金堂の内部はさほど暗くなくて仏像の詳細まで観察することが出来た。日光菩薩、月光菩薩ともに、今やっている聖観音菩薩立像に似ていたので、今後の練習に直接役に立ちそうである。

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 最後に特別拝観の五重塔の内部の拝観をした。いつもはJRの線路から良く見渡せる塔であるが、敷地内からの姿(上の写真。クリックで拡大)はまた違った趣がある、現在の五重塔は江戸時代初期のもの(家光の寄進で建てられたもの)であり比較的新しいと言える。柱に描かれている金剛界曼荼羅諸尊などはかなり古びていて、高野山大塔の内部の絵(6年前に行ったときは製作中であった)の方が迫力があって、今回の方が見劣りした感じがあった。一般に古いものの方が強い印象を受ける場合が多いのであるが、高野山大塔だけは違って製作中のものでも迫力を感じたし、今回の五重塔の内部はそこまでいたっていない感じがした。もっと詳細にみれば違うのかもしれないが、私の拙いセンスではそう思ったものである(違っていたらまた要勉強)。

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 全部終わって東寺からでると、なぜか鳥が逃げもせず五重塔を背景にたたずんでいた。サギの仲間であろう。白いからシロサギか。しかし、シロサギという名前の鳥がいるのではないらしい。人なれした感じがしたものである(広角のカメラのGR Digitalで写したので遠くにいるように見えるが、実際は5mほどの近くにいた)。五重塔の特別拝観のことでも知っていたのだろうか。

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2008年4月28日 (月)

京都・曼殊院の春の特別公開(2008)

 平成20年の春季京都非公開文化特別拝観(4/26~5/6)が行なわれているが、先日の東福寺(ブログ記事はこちら)に続いて、今日は曼殊院に行ってきた。曼殊院は我が家の近くである。こちらに引越してきて3年になるが、その間、拝観で訪れたことは2回くらいでいずれも紅葉にシーズンである。そのときは人ごみも多くて、落ち着いて拝観するような雰囲気ではない。曼殊院の庭園の紅葉を愛でるだけで、その紅葉も年によってはいまいちで、もう今後はわざわざ拝観料を払ってまで見るようなものではないなと思っていた。

 しかし、曼殊院には重文の茶室「八窓軒」があり、珍しいものだということを聞いたことがあったので、もう一度は行って見ないとと思っていた。しかし、通常は、八窓軒は予約をして、しかも別料金を払って拝観すると言う仰々しいものであるので二の足を踏んでいた。 今回の特別拝観では、その八窓軒も公開してあるとのことで改めて訪れてみた。

 曼殊院へ行く坂道を上がっているときに、非公開文化特別拝観の看板があった。紅葉のシーズンは、この辺に来れば人と車でごったがやしているが、今日は閑散としたものであった(下の写真。写真はいずれもクリックで拡大)。

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 いつも紅葉が美しい南側の塀、勅使門の左側の塀のモミジは、下の写真のように青々としていて、すがすがしいものであった。

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 曼殊院の庭園はいつもはモミジの紅葉で綺麗であり、今回は春なので新緑以外は何にもないだろうと思っていたところ、下の写真(2枚)のように、ツツジの大木が綺麗な花をつけていた。樹齢350年の霧島ツツジとか。曼殊院は延暦年間(728~806)に比叡の地に創建されたそうで、その後場所を移動し、今の所に造営されたのが1656年であるとか。このツツジは創建当初から植わっている霧島モミジという計算になりそうである。

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 今回の公開は、国宝不動明王像(黄不動)、重文是害坊絵巻、重文古今和歌集(曼殊院本)、上ノ台所、重文茶室「八窓軒」、他であった(重文是害坊絵巻は見落としたかな)。

 国宝不動明王像(黄不動)、重文古今和歌集(曼殊院本)については珍しいものをと思ったが、いずれも複製品が常時おいてあるので、始めてみたような感じがしなかったのは残念である。しかし、紅葉シーズンの雑踏もなく、また、ボランティアの学生が詳しく説明してくれたので来た甲斐はあったのかなと思う。

 重文古今和歌集(曼殊院本)はいま作ったのかと間違うほど年代が感じられず綺麗で立派なのには驚いた。それに比べ複製品は古臭くてひどく、とても同じものとは思えなかった。本物と複製品とが逆ではないかと思ってしまいそうな感じであった。

 重文茶室「八窓軒」はなるほど面白いものであった。外の庭の光を取り入れているので会うが、庭の緑とか、取り入れていて、かなりの工夫がなされているようであった。時間単位で雰囲気が変わるそうで、別の時間にも来て見たいような感じであった。特に、朝と夕方とは逃したくない。

 「上ノ台所」もいつもは公開していないという学生ボランティアの説明であったが、以前にも見たことがあるので、変に思い、土産販売をしていたおばちゃんにきいたたところ、毎年紅葉のシーズンには期間限定で公開してあるとか。それで納得。

 もう一つ目に付いたのは、各部屋の片隅に生け花が置いてあることであった。紅葉のシーズンには気づかなかった。春で花が多いので生け花も生えるのであろうが、曼殊院には立花図が多く、約300点の図のうち108点が重文に指定されているとか。江戸初期の二世池坊専好のものもあるそうである。そういう関係で生け花が多かったのであろう。

 その他、各種仏像、曼荼羅図(金剛界、胎蔵界)、襖絵、書、絵巻、などなどたくさんのものがあったが書ききれない。これらのものは(庭の以外は)いつもの通り写真撮影できないので残念であったが、仏像については、仏像彫刻(木彫)をやっている私にとってはまたしても参考になった感じである。

 

 

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2008年4月26日 (土)

東福寺の春の特別拝観-法堂

 2008年の春季京都非公開文化財特別拝観が今日から始まった。今日は東福寺に行ってきた。

 京都の紅葉の名所である東福寺は、過去20年以上近くに住んでいて、紅葉で有名な通天橋は何度も行っていて、その他の場所に名ほとんどいったことがなかった。国宝の山門には一度行ったことがあるが、特に、本堂については中に入らせてもらったことがない。今年は、本堂の特別拝観をしているということなので行ってきた。案内では、 法堂(はっとう)の特別拝観となっていて最初、法堂とは「僧侶が仏教を講義する建物の事」ということなのでどういうところで勉強(?修行)しているのかという興味があったが、東福寺のHPの境内案内では法堂は出てこなかった。いろいろ調べて、東福寺の場合は、仏殿兼法堂で本堂と呼ばれることが分かり、あのいつもは入れれもらえないあの巨大な本堂の中を拝観することが分かった。

 もう一つの興味として、最近、仏像彫刻をやっていて、禅寺である東福寺の仏像(および肖像)について見てみることであった。

 東福寺はほとんど紅葉のときしか行っていなくて、今日のように新緑の季節は始めてであった。いつも紅葉を撮影するときのスポットである「臥雲橋からみた通天橋およびモミジ」のシーンが下の写真である(以下写真はすべてクリックで拡大)。今日はモミジが新緑でアオアオしている。2つめの写真は下を流れる小川付近の景色である。いずれもすがすがしい感じで、紅葉のときとは趣が違っている。また、境内も、紅葉シーズンのざわめきとは対照的に静かで落ち着いたものであった。

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 下が特別拝観の案内看板の写真である。向こうに見えるのが拝観する本堂(仏殿兼法堂)である。龍吟庵も公開してあったが行かなかった。

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 特別拝観だけあって、拝観料も特別の額になっている感じがしたが、次はいつのことかわからないので我慢して入っていった。予想通り、仏殿と法堂としての座敷があるだけで、がらんとしたたてもので、天井には堂本印象筆の龍図があった。禅寺であるせいか線香の臭いはなかった。

 本尊は釈迦如来立像で、その横に、迦葉尊者像、阿難尊者像があって、この3体が今年3月に重要文化財に指定されたばかりであるとか。そして、その前に四天王像があり、うち1体は運慶作らしく、他の3体は慶派の作、とボランティアの大学生は言っていた。予想通り、内部は暗くて、遠くにあり、いずれも詳細は分からなくて、仏像彫刻をやっているものとしては心残りであった。

 その他、建物のサイドには、いくつもの肖像彫刻があり、開山である聖一国師、達磨大師、臨済禅師、百丈禅師などがあった。これらは暗いながらも近くから拝観でき、彫刻としても参考になった。

 東福寺は大きなお寺であると思っていたが、「摂政九条道家が,奈良における最大の寺院である東大寺に比べようとして,また、奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で,「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営した」(東福寺のHPより引用、一部改変)とのことで、なるほどと思ったものである。有名なモジジの木については別の謂れがあるようであるが、今は省略する。たしか中国由来のモミジとか。

 東福寺というのはどこか外からばかり見ていて、中から見ることのしにくいお寺という感じがあったが、こういう特別拝観を経験してみると近く感じてくるものである。もっとも管長が日曜法話を毎月1回やっているのでそれに参加すると近しく感ずるのかもしれないが、日曜日の早朝でありちょっとしんどい面がありそうである。

 京都非公開文化財特別拝観にはいままでほとんどいったことがないが、今年はもう少し行ってみようと思っている(期間はゴールデンウィーク中のようである)。

 

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2008年2月14日 (木)

雪の鷺森神社参道

 昨日は今年一番の積雪であった。2年前にも積雪は多かったけれども、今年の方が多い様な感じがしている。こういう積雪のときは何か写真を撮りたくなるものであるが、朝早いうちに撮らないと雪が解けてしまうので、思ったような写真は撮れないものである。

 我が家の近くに鷺森神社があるが、その神社の参道は紅葉のアーケードになっていてなかなか見事なものである(昨秋はあまり綺麗ではなかった)。また、桜の木も多く、春、秋と楽しませてくれるところである。

 このアーケードの雪の姿はどんなものか、いつかは写真に撮ってみようと思いつつも、3年前に引越してきてからあまりまともなものは撮っていなかった。昨日はめったに無いチャンスの日と思い、寒い中意を決して(←オーバーです)、コンデジ(GR Digital)で撮ってきました。

 まずは参道の写真です(クリックで拡大します)。

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 以下は、神社の佇まいと本殿の写真です(クリックで拡大します)。

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 大体思ったような感じで取れていた。一眼レフのデジカメを持っていかなかったのでどんな感じであろうかと後になってしまったと思っているが、次のチャンスは何年後になるか。

 

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2007年11月26日 (月)

自作ピンホールカメラの試し撮り-京都曼殊院にて

 ピンホールカメラの講座を9月に受け、その後、ピンホールカメラを作製したことは10月11日のブログで報告済みである(「ピンホール写真講座受講-その後2-ピンホールカメラの作製」)。その後、試し撮りをしようと思いつつもしていなかった。近所のモミジもやっと見ごろになったので、やっと重い腰を上げて近所の京都曼殊院、鷺森神社などで試し撮りを行なった。

 自作ピンホールカメラはもともとブロ-ニーフィルム・マガジンの上にカメラボックスを取り付けたものであり、ブローニー・フィルムの取り扱いは始めてであった。10枚どりであったが、何とか全部撮って、先ほど現像屋さんに出してきた。ブロ-ニーフィルムの装填がどうなっているのか、撮り終わった後フィルムをどう処理したらよいのか、などなど、ビビリながらも何とかやって完了した(と思う)。現像が出来上がるまで結果はお預けである。幾つか心配な面はある。(1) 光漏れがあるのかどうか、(2)露光時間は適切であったか、(3)マミヤの交換式ブロ-ニーフィルム・マガジンであったので、交換時の安全弁の板を取り付けたまま撮影していないか、などなど挙げればきりがない。失敗していたら現像できてから考えるしかない。

 以上のように、今回は作製ピンホールカメラの試し撮りが主な目標であったので、モミジの方にはあまり気がいっていなかった。と言うよりも、モミジがいまいち綺麗ではなかったのである。綺麗でないと言ったら言い過ぎになるが、まだ、ベストの見ごろではない、と言った方が正確であろう。我が家にも数本モミジがあるが、その中の一番早く紅葉する木がやっと昨日ぐらい紅葉した。昨年は11/22に見ごろになったので、4日程度遅れている感じである。近所の鷺森神社は我が家のモミジよりも遅れて見ごろになり、昨年は12/1に見ごろになっ手いるので、今年は、鷺森神社・曼殊院は12/5~7頃見ごろになるのかもしれない。

 とはいえ、最後に、今日の段階での曼殊院(写真左)・鷺森神社(写真右)の写真を載せておこうと思う(写真はクリックで拡大)。

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 曼殊院のモミジで一本面白いものを見たのでその写真も下に載せた(写真はクリックで拡大)。1本のモミジの木で、黄色に変化しているもの、赤色に変化しているもの、が枝ごとに異なっているものがあった。どうしてこうなるのか理由を勉強しなければならない。

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