カテゴリー「粘土像」の18件の記事

2011年11月27日 (日)

奈良仏像めぐり(2011-11-22)

 趣味で仏像彫刻をやっているが、そろそろネタ切れで、次は何を作ろうか、思い当たるものが乏しくなってきていた。

 そういう時に情報が入ってきて、10月10日にオープンした東大寺ミュージアムの展示会『奈良時代の東大寺』の図録に、法華堂・執金剛神の写真が四面揃っている、という話を聞いたもので、奈良の仏像めぐりを思い立った。

 仏像彫刻では写真を見ながら彫っているが、私にとっては、正面写真、左右側面写真、背面写真が揃っていることが必須で、その他、ななめ角度の種々の写真があったほうがよろしい。

 以前から執金剛神も彫ってみたかったが、秘仏で年一度の公開の日(例年は12月16日。ただし平成23年、24年は非公開)しか見れないのと、写真も図書館で探しまわったが、正面写真しか入手できない状態であった。その執金剛神の四面の写真があるという情報は願ってもないものであった。

 せっかく奈良に行くのだからほかにどこに行こうか、と考え、新装開館した興福寺の国宝館にはまだ行っていないし、今、十大弟子の一つを彫っているし、次には、金剛力士像を彫ろうとしているので、一度拝観しておかなければ、ということで、興福寺の国宝館にも行くことにした。

 興福寺は、北円堂などの特別公開をしるのでこの機会を逃さないように、と思ったが、特別公開の最終日が次の週の11月23日だったので、早い目に行くことにし、11月22日に決めた。北円堂には無著、世親像もあり、いずれ彫る可能性があるので、この際拝観させてもらおう、というもくろみもあった。

 以上だけでは、いつも行っているところなので、新規のお寺にも行ってみようと考え、どこにしたらよかろうか、と考えているうちに、どうしても行きたいところとして、新薬師寺が浮かんできた。十二神将(特に伐折羅大将)も拝観したい仏像の一つであったが、本尊の薬師如来に会いたかったので新薬師寺に行くことにした。

 5日前の11月22日に、以上の仏像を拝観しに奈良に行った。

 東大寺ミュージアムの展示会の図録は無事入手した。

 興福寺・国宝館では、今彫っているもの(十大弟子のひとつ)は、実物とはかけ離れたものになっているなと残念がったりした。写真は3面しかなかったので(斜め写真もほとんど入手できなかった)、どうしても正確に彫刻するには無理があったと反省しきり。しかし、新たな十大弟子を彫っているのだ、と思い聞かせて、継続していくことにした。

 行楽シーズンのためか国宝館は混んでおり、ゆっくりと拝観する雰囲気ではなかった。しかも拝観料も値上げになっている。新装前のがらがらの国宝館に戻してもらいたいものである。

 興福寺・北円堂の無著、世親像はどっしりした像、写真で見るよりもかなりどっしりした像で、彫りの深い像であった。彫刻家の中村晋也さんが奈良薬師寺に納めた阿僧伽(アサンガ=無着)像と比べて、かなり太い体躯であった。

 新薬師寺では本尊の薬師如来にお会いした。いつもは仏像を拝観するときに手を合わせることのないふとどき千万の私であるが、この像の前ではなぜか手を合わせてしまった。昨日(26日)図書館でこの仏さんの写真を収集した。かなりの写真が集まった。四面はちゃんとあったので、来年ぐらいは模刻をやらせてもらおうかと考えている。

 新薬師寺で仏像めぐりは以上で終わりのつもりであったが、新薬師寺に行く途中、白毫寺の案内もあったし、新薬師寺からそんなに離れていないようだったので、足を延ばすことにした。

 道のりは、山の辺の道、とかで、山の辺の道は三輪山のほうだけだと思っていたが、三輪山から春日山のふもとまでが山の辺の道だということだった。そのためか、白毫寺までの道案内は丁寧で道に迷うことはなかった。

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 山の辺の道を歩いているときは平坦であったが、山の辺の道を離れて白毫寺に入っていく道は、階段が連なり、年寄りにとっては息の切れるものであった。しかし、白毫寺についてからは、奈良盆地が一望できるいいお寺であった。萩の枯れ枝もそのままになっていて、さぞかし萩のころは綺麗だろう。

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 伽藍ではいろんな仏像が拝観できた。中でも有名なのが閻魔王坐像で、写真では光の関係かかなり怖い像になっているが、拝観したときはそんな怖さを感じなかったのはなぜだろう。帰って写真を見直したが写真はやはり怖い感じであった。

 こうして、今回の仏像めぐりは終了ということになったが、バスで新薬師寺から帰っているときに、バスから一瞬のことであったが、謎のピラミッド(「頭塔」)をみることができた。おまけなのかな。

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2011年4月 7日 (木)

素焼き粘土像の練習3-舞妓さん

 粘土で舞妓さんを作り、素焼きして、着色してみました。20cm程度の高さの作品です。塗りのほうは淡彩色風にと思って塗り始めましたが、極彩色風になってしまいました。

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2009年10月31日 (土)

素焼き粘土像の練習2-筒型土偶の模刻

  以前、粘土いじりの教室で作った『素焼き粘土像の練習1-土偶(ビーナス)の模刻』の報告をした。「素焼き粘土像の練習2」として、箱型土偶として分類される土偶をも模刻してみた。全く同じものの模刻ではなく、少し変形させて、花瓶としても使えるようにしてみた。焼きあがったものが下の写真(クリックで拡大)。

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 釉薬をつけて本焼きしているが、なぜか水が漏れている。仕方ないのでドライフラワー、造花を入れてみた。なんとか我が家でも存在感があるものになりそうである。

 

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2009年8月31日 (月)

素焼き粘土像の練習1-土偶(ビーナス)の模刻

 粘土いじりの教室で良寛さんの粘土像を幾つか作ってきた(坐像かくれんぼ子供と一緒大の字書を読む、など)。そのシリーズもネタ切れになったので、いろいろ既にあるものを見て作ったり(即ち、模刻したり)、いろいろ気分に応じて制作してみようと思っているところである。いずれにしても教室の時間内、即ち1時間半以内で作れるもの、という制約があるので、簡単なものしか出来ないのであるが、なんとか楽しむことが出来ればと思ってやっている。

 今回は、土偶で国宝のビーナスを作ってみた(下の写真)。高さ20cm程度のものである。

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 素焼きのものに着色したものであるが、素焼きのままだと、なんだかボケていてピンと来なかったが、全体が一色ではあるが、写真のように着色すると、かわいらしい像になってきて我が家の新たな一員になった感じである。

 1時間半という制限時間があったので、時間がなくて頭部にある模様を忘れてしまった。仕方なく絵具で模様を書き入れた。やはり、模様は書き入れるのではなく彫り込んだ方が良いようである。


 

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2009年5月 6日 (水)

良寛さん粘土像-和綴じ写真集の制作

 粘土いじりの教室で良寛さんの粘土像を幾つか作ってきた。過去には、坐像かくれんぼ子供と一緒大の字書を読む、などをブログに載せた。

 レリーフも含めて14個程度の良寛さんの作品が出来た。ここでひとまず区切りをつけ、作品を写真に撮り、それを1冊の写真集にしてみた(ちなみに、粘土いじりの教室もいま、一区切りの一服中である)。

 昨年6-7月、NHK教育の「趣味悠々」で「お気に入りをとじる-やさしい製本入門」という番組があり、そのなかで、「第4回 和とじの写真集を作ろう」という放送があって、今回の目的に一番あるものので、それに従って制作することにした。

 なにしろ、製本は始めてて、和紙についても、こうぞ和紙、友禅和紙、などなどいろいろでてきてどれがなにかわからないし、どこの店で何を売っているかも分からないし、また、製本に使う小道具なんかも入手が困難であったり、いろいろ手探りしながら、番組テキストに従って制作した。実際の制作時間より、道具、紙類、などをそろえるほうに時間はかかったかもしれない。下の写真が制作した写真集である。

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 なんとか最後までたどり着いたという感じである。当然、その間いろいろ失敗をしてしまった。一番大きな失敗は、左右を間違えて、本の開きが最初に予定していたものとは逆になってしまった。番組のテキストの写真に従ってやったつもりであったが、テキストは右利きの人用の写真になっていて、左利きの私の場合、それをひっくり返して実施しなければいけないのであるが、今回はその注意も十分行き届かなくなって、気づいたら左右反対になっていた。それでも使用に十分耐えるので我慢することにした。また、生麩糊を使う箇所が幾つかあったが、粉で売っている商品から生麩糊を溶かして作るのが面倒になり、普通の障子糊にしたので、その辺が不細工になったかもしれないし、混ぜ物の影響が後日出てくるかもしれない。

 このように少し恥ずかしいものになったが、市販のアルバムのポケットに写真を入れ込むよりは見栄えのするものになったのは確かである。唯一の欠点は製本してあるため、写真の差し替えが出来ないことである。もし、差し替えが必要という事態になれば、今回の失敗を直すことも考えて2冊目を作ろうと思っている。

 とにかく、『私だけの1冊の写真集』が出来たことになり、この年になれば一種の「遺言」かもしれないなという感じもする。

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2009年4月23日 (木)

良寛像 粘土制作「書を読む」

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 粘土いじりの教室で良寛さんの粘土像を幾つか作ってきました。過去には、坐像かくれんぼ子供と一緒大の字、などをブログに載せました。

 しばらく報告していなかったのですが、その間に、良寛さんの像、良寛さんのレリーフ、これまであわせて10個以上が出来ています。気が向いたらブログに載せようと思っています。今回は「書を読む」ということで、良寛さんの読書姿の像です。

 

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2008年9月 5日 (金)

石膏塑像(頭像)の着色

 以前、ある大学の公開講座へ行って塑像作り(石膏像)をしたことを報告した(「初めての塑像(頭部のみ)づくり」)。制作したものは実物大よりは少し大きい感じのサイズである。そのときは石膏像は着色していなかった。そのときの写真を参考のために再び掲載してみる。

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 その後、着色した方がよかろうと思いながらもどういう方法があるか素人なので分からず、教えてもらえる人もいないので困っていたが、「さびカラー」という商品があることを知り、それを用いて着色することにした。石膏像そのままであればよかったのであるが、ニスを塗ってしまっていたので、マニュアル通りやってもうまく行かず(マニュアルも理解できていなかった)、苦労したが、なんとか着色した。買い求めたものは、赤銅色で黒さび、と言うものであったが、出来上がった感じは、「真鍮色でこげ茶さび」という変な感じになってしまった。それでもとても石膏像とは思えないメタリックな感じは出ているのでとりあえずはこれでよしとすることにした。着色像は以下の写真である。

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 とりあえずはこれでよしとしたが、本当にこれでよかったのかどうか、微妙なところがあり、どうしようかと思っているところである。別の色に塗りなおそうかなどとも考えてみるのであるが、素人なので着色方法をほとんど知らず思考が止まったままである。

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2008年8月10日 (日)

良寛像 粘土制作(その4)「大の字」

 粘土いじりの教室で良寛さんの像を幾つか作ってきました。過去には、1作目は『良寛さん像の制作-坐像(粘土いじりの教室)』、2作目は『良寛像 粘土制作(その2)「かくれんぼ」』、第3作は『良寛像 粘土制作(その3)「子供と一緒」』などを作ってきました。

 今回の4作目は、良寛さんが大の字になっているところを粘土像にしました(以下の写真。クリックで拡大)。

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 この「大の字」 の像も私の想像で作ったのですが、良寛さんは、ゆったりと大の字になることが好きだったようで、その思いが良寛さんの書いた詩集の中に出てきています(原文は私にと手難解なので省略します)。

 第5作目は「叫び」と題した良寛像を作っていますが、まだ着色が出来ていませんので、出来たには載せる予定です(いつのことになるか分かりません)。

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2008年6月18日 (水)

良寛像 粘土制作(その3)「子供と一緒」

 現在、粘土いじりの教室で良寛さんの像を幾つか作ってきた。1作目は『良寛さん像の制作-坐像(粘土いじりの教室)』の記事、2作目は『良寛像 粘土制作(その2)「かくれんぼ」』の記事で紹介した。

 今回の3作目は、子供と遊ぶ良寛さんの姿を作って見た。まだ彩色は完全ではないが雰囲気的にはこんなものになる(以下の写真)。

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 2作目の「かくれんぼ」については私の想像で作ったものであるが、今回のものは、亀田鵬斉という良寛さんの友達が書いた絵(スケッチ)を基に作ってみたのである。現実味のあるものに近いとは思うが、子供の姿が絵とはかなり違ったものになってしまった。教室での時間が少なし、手もあまり動かないので、結局ばたばた作ってしまうのが問題のようである。

 袖の下の部分が膨れているが、手鞠を数個いつも入れていた、という話があるので、膨らませたものである。今後の予定としてはあと1-2作を作るつもりである(もっと作りたいが事情があって難かしくなっている)。

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2008年6月 1日 (日)

良寛像 粘土制作(その2)「かくれんぼ」

 粘土いじりの教室で良寛像を制作している。今までに第1作目として座像を作りこのblogにも載せた(「良寛さん像の制作-坐像(粘土いじりの教室)」)。良寛像の第2作「かくれんぼ」を作成した。以下の写真は、角度を変え背景を変えて写したものである(写真はクリックで拡大)。

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 粘土で作ったものを素焼きした後、釉薬をつけて焼いたものである。その後、足りない部分は絵具で描き足した。顔だけ見えるのが良寛さんのつもりである。 

 かくれんぼについての良寛さんの逸話については、良寛さんが子供たちとあるときかくれんぼをした。麦わらの山があったのでそこに隠れた。子供たちは良寛さんを探したが見つからない。そのうち、良寛さんは寝てしまった。暗くなったので、子供たちも家に帰った。良寛さんはそのまま朝まで寝てしまった、という話があるそうである。この話の中の麦わらの山の中に隠れているシーンを想像して粘土にしてみたものが上の写真である。

 粘土での良寛さんについてはこれが2作目であるが、もう少し(2-3作)作っているところなので出来次第blogに載せていきます。

 

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