カテゴリー「仏像彫刻」の10件の記事

2009年12月 2日 (水)

仏像彫刻のお勉強9-山田寺仏頭の練習

 仏像彫刻を主にカルチャー教室でやっているが、それ以外にも興味あるものを家で彫っている。最初として以前「わらべ地蔵」を作った。

 今回は「山田寺仏頭(興福寺)」を作ってみた。

 カルチャー教室で仏像彫刻を始めた2年前頃仏頭の練習もしたが、そのときは6cm程度のもの(立像で1尺に相当する頭の部分)を作った(「仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」など)。その当時はテキスト(「仏像彫刻のすすめ」)とにらめっこで、プラモデル的に彫っていた。全体をちゃんと見ながら彫るということをやっていなかった。その後、幾つか立像、座像を作ったが、段々、必ずしもテキスト通りに彫らなくても良いことがわかってきた。

 そこで、今の時期に、改めて仏頭の練習をすることにした。しかし、以前よりは大き目のもので練習することにした。以前から山田寺仏頭に興味があったので、13cm程度のもの(立像で2尺に相当する頭の部分)を作ることにした。最初の頃の練習の2倍のものであるが、立方体では8倍になる。

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 なんとか本物の雰囲気が出るように、と思って彫ってきたが、どうでしょうか。

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2009年7月 8日 (水)

仏像彫刻のお勉強(番外1)-彫刻刀の柄の作製

 仏像彫刻の練習を始めて2年経った。まだまだ下手なものしか作れていない。しかし、その間に彫刻刀の種類・数も増えていってきた。大体彫刻刀を買えば刀に柄がついていて刀も研いであってすぐ使えるようになっている。しかし本来は、彫刻刀を買えば刀だけで柄もついていないし、研いでも無いらしい。

 彫刻刀は京都のあるお店(A店)でよく買うのであるが、今まで購入していたのは一般的な彫刻刀で柄つきのものばかりであった。ところが、今回必要になったのは、曲がり丸刀(中浅丸:サイズ4分)というものである。他のメーカーのものなどでは曲がり丸刀(浅丸)なども柄つきのものも売っているが、A店では柄つきのものは売ってないとか。曲がり丸刀(普通の丸刀、つまり、並丸刀)は柄付きのものがあるそうであるが中浅丸の曲がり丸刀の場合は柄つきがないとか。作業上普通の曲がり丸刀では役に立たないし、またどうしてもA店のものを使いたかったので、柄の部分の自作と刃の研ぎを覚悟して昨日購入してしまった。

 A店のおっちゃんによると柄の部分は適当は端材でよいとかということであったが、私の通っている教室では、仏像彫刻の木取りは先生がやるので手元には端材がない(端材は木取りするときに頻繁に出るようである)。家の中をひっくり返していたら、版画用の桂の板があったので、少々分厚かったが、それを柄に使うことにして、A店のおっちゃんに教えてもらったように昨日製作し、今日他の彫刻刀で柄の部分の形を整えていった。桂の板が分厚かったぶんだけ削るのが大変であったが、なんとか2時間で整えることが出来た。

 刃の部分はかなり研いであって最終的な研ぎをやればよいのかと思っていたら大違いで、厚みが1mm強ありそうで「延べ板」という感じである。それを研いで行って刃の形にして、切れるようにしなければダメのようで、研ぐのにどれくらいかかるかと心配したが、昼食挟んで1時間程度で研ぎ上げることが出来た。完成したものが下の写真である(手前のものが今回初めてつくもので、のみ巻きにおいているのはいままで使ってきたものである)。

Sr00111672_2  本来は、このあとで、柄の部分をカシューか漆で塗るのがよいのであろうが、それは気が向いたらやろうかな。

 この彫刻刀で試し彫りしたが、曲がり丸刀(中浅丸)を購入したのは全く正解で、目的に適っていた。ただ、切れ味はもう少し気に入らない。もうちょっと研ぎをきちんとする必要がありそうである。今後多いに役立ってくれる彫刻刀になりそうである。

 1年前だったら、自作・研ぎを嫌がって、柄付きの普通の曲がり丸刀を買っていたと思う。2年経ったのでなんとかここまで出来るようになった、という次第である。

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2009年6月17日 (水)

仏像彫刻のお勉強8-不動明王座像の練習

この2年間仏像彫刻のお勉強をやって来た。今までやってきたことを以前

仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」、
仏像彫刻のお勉強2-救世観音の練習」、
仏像彫刻のお勉強3-地蔵菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強4-釈迦如来坐像の練習」、
仏像彫刻のお勉強5-聖観音菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強6-わらべ地蔵の練習」、
仏像彫刻のお勉強7-阿弥陀如来立像の練習」、などで報告した。

 今回は、不動明王座像の練習がほぼ終了したので写真を載せた(写真はクリックで拡大)。

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 約5ヶ月かかって完 成したことになる。高さが4寸(約12cm)程度の像になっている。今回も時間はかかったが、焦らず、じっくりやったため、その分勉強が出来たかなと思っている。

 台座・光背はこれからである。いままでは仏像彫刻の練習をいろいろやってきたものの台座・光背については練習をやってこなかった。不動明王の台座・光背の練習が初めてとなる。前回の練習の阿弥陀如来立像については本体完成後、台座・光背なしで、その辺に老いていたら少々かわいそうな感じたしてきたので、不動明王の台座・光背のあとに練習する予定である。

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2009年1月12日 (月)

仏像彫刻の副産物-桧の入浴剤

 仏像彫刻の練習をいろいろやっていてもう1年半経つが、材料の木は練習なので専らマツでやってきた。今新たに不動明王(座像)の練習を始めたところであるが、材料は桧ということになってしまった。まだまだ初心者なので松でよかったが、なぜか不動明王の場合は松は無い、という先生の話で桧になった。先生のほうで木取までやってくれるやり方なので先生の言うことに従わざるを得なかったのであるが、5割以上高価なものになってしまってもったいないな、という気持ちがどこかにスタート時から少しあった。

 昨年12月、彫刻用に楠の厚い板を購入した。そして、家で、鋸で製材(?)をしたとき、木粉がたくさん出てきた。この木粉は細かいもので、今後、木屎(こくそ)の材料として使える、ということなので、大事に回収・保管しておいた。楠は、木屎の材料として以外にも、いい臭いなので芳香剤として用いることが出来そうである。ただし、木屑でなくても彫刻中の本体があるだけで部屋の中は芳香が漂ってくる。

 今年になって、不動明王の制作で荒削りから始めた。荒削りのときは結構たくさんの木屑がでてくる。いつもは松だったのでそのまま捨てていたが、今回の桧の場合は、なぜか、急に、ちょっと待てよ、この木屑を回収し、風呂に入れると、桧風呂になるのではないか、という気持ちが起きてきて、教室を管理している女性に回収袋を何とかして急遽頂いて家に持ち帰った。

 今日、桧の木屑桧のを風呂に入れてみたが、なかなかいい感じに仕上がっていた。お店で風呂に入れるような桧の木屑を売っているが(買ったことはないが)、多分それと同じようなものになったのではないかと思っている。もう一、二回ほど風呂に入れるぐらいの切り屑が出てくるが、しばらくは、それだけで終わりである。桧をホームセンターで購入してそれを削ってしまえばいつでも桧風呂は出来ようが、そうするほどの物好きではないので、仏像彫刻の副産物として時々、楽しめばよいかなと思っているところである。

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2008年12月24日 (水)

法隆寺訪問-金堂内部は照明がついて明るくなった

 今、法隆寺にある1つの仏像(A)の彫刻(模刻)やその他の美術品(B)の彫刻(模刻)に挑戦している。

 仏像Aについてはその参考・勉強のために昨年の9月頃、今年の10月に訪問したが、今年10月に訪問したときは目的の仏像が展示してなくて残念だった。

 今日は、主として美術品Bの勉強のため法隆寺を訪問した。目的の勉強はなんとか果たせたので一安心しているところである。

 10月に訪問したときに無かった仏像Aも今日は大宝蔵館に鎮座ましましていたにで、ついでにじっくり見て前回の訪問では出来なかったことがついでに出来た感じである。

 ところで、法隆寺の金堂がしばらくの間工事中であったが、今月の中旬から金堂が公開されるようになった。このことは新聞でも報道された。今日は金堂が目的でなかったので、見るつもりは無かったが、一番最後に念のため一目見ておこうと思って金堂にも行った。

 新聞報道で照明が付いて明るくなった、ということであったが、あまり期待していなかった。しかし、実際に金堂内に入ってみると、かなり明るく、仏像の詳細も判別できたし、今まではほとんど見るのが不可能であった周辺の壁画も見えるようになっていたのには驚いた。金堂内の周辺に配置されている四天王像もかなり存在感を増していた。これで、暗くて何も見えない金堂、懐中電灯の必要な金堂、という悪評もなくなると思う。

 天蓋の部分は私にとってはかなり興味ある部分であるが、明るさは以前よりは当然明るいが、天蓋部分のすぐ下のところを柱(どういう名前の柱か知らない。梁か)が横こぎっていて天蓋の詳細は全く見ることが出来なかった。これは残念なことであった。今後天蓋を拝観することはかなりしんどいことになりそうだ。

 金堂内で数人の人が撮影(動画)をやっていた。照明がついて明るくなったところでの撮影で、金堂の趣きもまた違ってくるのであろうと思う。

 10月の法隆寺訪問に比べ今回は実り多いものとなった。奈良地方朝方マイナス1℃ということであったが、昼間は10℃を越えて、防寒をしていったせいもあって寒くは感じなかった。

 今日は観光客はまばらであった。こういう観光客のほとんどいない落ち着いた法隆寺もよいものだった。

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2008年12月22日 (月)

仏像彫刻のお勉強-楠盤の購入&切断

  この一年間半近く仏像彫刻のお勉強をやって来た(聖観音菩薩仏頭救世観音地蔵菩薩立像釈迦如来坐像聖観音菩薩立像わらべ地蔵阿弥陀如来立像など練習)。

 今まではお勉強だったので材はマツで以上の仏像彫刻をやってきた。いつまでも同じような仏像彫刻をしても面白くなくなって来ているし、飛鳥・白鳳の彫刻もやってみたいなという思いが募ってきている。

 飛鳥・白鳳の木彫では楠材が良く用いられているということであるが、仏像彫刻の教室では楠材は扱っていないらしい(マツとヒノキのみとか)。そこで、自分で材木を購入しようと思ってみて周りの人に聞いてみたところ、材木屋さん・銘木屋さんで買っているとか。しかし、まだ、具体的に何を作るかは決めていないのでなかなか買いに行くこともなかったが、ネットで楠盤を売っていたので、何に使うともなく2週間前に1枚思い切って買ってしまった。

 宅配便で届いたものは長さ約1m、厚さ12cm程度、横幅60cmである。重たいものであろうということは覚悟していたが、思った以上に重たく、配達の人も一人では出来ないので手伝ってくれとのこと。こんなことを言われたのは始めてである。大きいし重たいので一時的にも置くところにも困って屋外の置いては雨にぬれるし家の中は適当な場所が無い。

 当面使う目的が無いし、このままでは死ぬまで玄関に置きっぱなしになる可能性もあったが、奥方様から(いつまでも)玄関においてよいとの許可が出たので、やっと玄関に入れることになった。

 しかし、なんとも邪魔なもので、何とかしなければと思案していたところ、木には赤身と白太という部分があるらしく、彫刻に使うのは赤身らしい。白太は不要と言う事になろうが、白太もなんとか利用している人も多いということも耳に入ってきた。

 そこで、とりあえず、『魚の三枚おろし』ではないが、楠盤を白太と赤身に3分割することにした。思い出してみると購入時に「製材しますか」と聞かれたが、そのときはどういう返事をして良いか分からなかったのでこちらで切ります、と言ってしまったのが悔やまれた。電動工具などは持っていないし、鋸で切れるものかどうか不安でトラウマになりそうであったが、周りの人の話を聞いて何とか鋸での切断に挑んでみようということになった。とくに、小柄で私より10歳近く年配のおばちゃんも、ひと抱えあるような丸太を鋸で切った、という話を聞いてなんとか心強くなった。

 そして、今日やっと白太と赤身の境界線の切断を実行した。狭い玄関での作業となった。下の写真は途中まで切ったところである。

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 約2時間かかってやっと切断できた。購入してからのトラウマ(心配)が一気に解決した感じである。しかし、まだ完了はしていない。3枚おろしの片側だけがやっと終わったところなのでもう一方を切り落とす必要がある。今年中には何とかしたいと思っている。

 製材(?)したあとの使い道は今のところまだ決めていないが、少し温めていた案があるので、そちらの方の仏像彫刻に使えたらな、と思っているところである。

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2008年12月16日 (火)

仏像彫刻のお勉強7-阿弥陀如来立像の練習

  この一年間仏像彫刻のお勉強をやって来た。今までやってきたことを以前

仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」、
仏像彫刻のお勉強2-救世観音の練習」、
仏像彫刻のお勉強3-地蔵菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強4-釈迦如来坐像の練習」、
仏像彫刻のお勉強5-聖観音菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強6-わらべ地蔵の練習」、などで報告した。

 今回は、阿弥陀尿来立像の練習がほぼ終了したので写真を載せた(写真はクリックで拡大)。台座・光背はこれからであるが、本体は細かいところの修正、白毫・肉髻珠の埋め込みを除いてはほぼ終了したと思っている(台座・光背については諸事情のため当分先のことになりそうである)。約6ヶ月かかって完成したことになる。高さが8寸(約24cm)程度の像になっている。

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 今年の春、聖観音菩薩立像を作ったとき、教室の先生から、「『ひとりで勝手に』 やってきたものに対してどうこういうわけにはいかない」、ということで添削してもらえなかった、という苦い経験をしたので、その後遺症で少々やる気をなくしたこともあり、また、今度はしょっちゅう先生の意見を求めにいったため、6ヶ月の時間がかかってしまった。時間はかかったが、焦らず、じっくりやったため、その分今まで以上の勉強が出来たかなと思う。

 この6ヶ月間の後半には、「60の手習い-クロッキー、デッサンの勉強」で描いたように、「初めてのクロッキー」とも格闘していたので、その成果を少しでも反映しようと思い、顔、手については今まで以上に力を入れて作ったので、今までよりかはましなものになってきたかなと自己満足している。

 今までは立像換算で6寸(18cm程度)の仏像の練習が多かったのであるが、今回は8寸(約24cm)のものを作らせてもらった。長さでは33%増でしかないが、容積では2倍以上のものを作ったことになり、そのため細かいつくりの制作が楽になったことも自己満足につながったかなと思っている。

 次の予定としては、不動明王座像(4寸。立像換算で8寸)に挑むことになる。また、次の次についても相談したが、仏像彫刻の教科書に載っていないある仏像を作ってよいか尋ねたところ快諾を得られたのでホッとするとともに、喜んでいる次第である。次の次の仏像については不動明王座像作成中に、資料集め、下絵の作成をしなければいけないことになり、その詳細については、不動明王座像が出来上がった頃に紹介できればと思っている。

 教室の他の先輩方も、いわゆる仏像らしい仏像を彫刻するのは少々飽きてきて、いろんなもの、例えば、幕末の志士の像、子供の像、など、いろんなものを作りたがっているようで、それはそれで良い方向だと思う。しかし、仏師である先生はそれを今は我慢しているかもしれないが、いつまでも我慢できるかどうか定かではない。

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2008年10月 8日 (水)

法隆寺再訪

 昨年の今頃、久しぶりに法隆寺を訪れた。昨年が人生で3回目だったかと思う。もともと金堂に置いてあった小さな仏像(「仏像H」と以下略)(昨年は大宝蔵院に置いてあった)の彫刻をするのに先立って下調べをするためであった。

 それから一年経ち、その仏像Hの彫刻もほぼ完成近くなってきて、最後に不明な点を確認する目的で法隆寺に行った。ある人から先日、その仏像Hが大宝蔵院に展示されていなかったといっていたので、電話で確認してみたところ「あります」との返事であったので安心していった。

R00110121 平日のため観光客は少ないだろうと思っていったが、思っていたよりも更に少なかった。しかし、特に小学生の修学旅行生と思しき団体で混雑していた(写真参考)。しかし、小学生は一箇所にじっとしていることが苦手なので、すぐ場所が開くので、拝観するのに邪魔にはならなかった。これが、年配の人だと動きも悪いし一箇所に踏ん張るので困ったものである。

 現在金堂は修理中で、金堂の中のかなりの仏像が上御堂や大宝蔵院(一般の公開及び「法隆寺秘宝展」)に展示してあり、明るい場所で拝観出来たのは幸せであったかもしれない。

 今回の再訪の第一の目的である仏像Hについては大宝蔵院にあるということであったが、昨年置いてあった場所に行ってみたが、似たようなものは置いてあったがそのものは置いてなかった。彫刻の最後を詰めをするための勉強が出来なくなってしまった。わざわざ法隆寺を再訪した理由がなくなってしまった。

 しかし、その横をふと見ると、鳳凰の像が置いてあるのにはびっくりした。いま制作中の仏像Hの次は鳳凰が候補に挙がっていたところであった。いずれは制作するのだろうと思って、じっくり見させてもらったのは思いがけなかったので有り難かった。

 最後に「法隆寺秘宝展」に行ってきて、今年6月の奈良国立博物館での「法隆寺展」を見逃したものなので、その際展示されていた、金堂の四天王像が展示してあった。奈良国立博物館とは違って全く人気(ひとけ)の無いところでの拝観となった(別料金が必要なので、修学旅行生は全く寄り付いていない場所である)。

 ただ、係りのおっさんが、客がほとんどいないせいか、沖縄歌謡(なきなぁ~さ~い~わらい~なぁ~さい~、・・・・・、の曲)を大きな声で口ずさんでいるのには、怒ってやろうかと思ったが、逆切れせれて殺されると困るので客のほうが我慢していたら、かなり経って、おっさんは我々の存在を察知したのか歌うのを止めた。この間、鼻歌ならまだしも、歌の練習のような感じの大声であった。法隆寺の関係者が、他人にはいろいろあれは禁止、これは禁止と制約を加えるのに、自らが、そういう、場にふさわしくない行動をとるとは法隆寺であるが、いずれ、その財産をつぶしてしまいかねない落ちぶれた寺になるのであろうかと心配し、びっくりしてしまった。こんな寺社はかつて見たことがなかった。修学旅行生だけが拝観するお寺でしかなくなるのかもしれない。

 奈良国立博物館の「法隆寺展」には行かなかったが、四天王像の写真が多いので法隆寺展の図録は欲しいと思い、古本屋で探していたが見つからなかった。お土産売り場に丁度その図録を売っていたので、喜んで購入した。いつか機会があればと彫刻したいと思っているのでその参考になるかもしれない。また、鳳凰の写真も幾つかあり今後の参考になる。

 このように、半ばがっかりしたが、半ば来た甲斐があったという感じの一日であった。目的の仏像Hが無かったので、今後、誰かに教えてもらって「善処」するしかなかろうと思う。いずれにしても趣味でやっていて、完成すれば「お蔵入り」になってしまうので好きなように制作すればよい。

追記:法隆寺のような展示物が多く、その移動の激しい寺では、現在の展示品のデータベース、一時移動しているときは現在の存在場所も記したデータベースを作るべきて、電話でいい加減な返事をしてもらいたくないものである。その展示場にいた係りのおっさんにも聞いてみたが、全く役立たずであった。法隆寺の誰が展示物の管理、統率をしているのか知りたいものである。拝観料をたんまり取るのであれば、そういうサービスをやるのが当然であり、法隆寺のHPの貧弱さも困ったものである。沖縄歌謡を歌っていたおっさんといい、信仰の聖地としては、あるまじきことがあるお寺のように感じ、これでは仏教自体が衰退しても致し方ないなとあきらめざるを得なかった。観光客に対しても先人の遺徳を引き継いだ対応をしていないなと感ずるしかなかった。

 

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2008年9月24日 (水)

仏像彫刻のお勉強6-わらべ地蔵の練習

 仏像彫刻の教室に通っているが、いろいろと先生の対応に疑問を持つことが多くなっており、あまり、やる気がしなくなってきて制作のペースも落ち、このところブログに載せることも無くなっている。

 NHKの趣味悠々で一年前に「仏のこころを彫る」(2007年9-10月)とう講座があり、そのなかに、わらべ地蔵の制作があった。このNHKの講座自体は見ていないのであるが(録画はしているが)、いずれ作ることもあろうかと思って素材だけは購入していた(素材の販売は短期間で終わるので、予定が無くても買っておかなければいけないこともある)。

 素材購入後もわらべ地蔵の制作には取りかかっていなかったのであるが、数ヶ月前から気の向いたときに少しずつ家で彫りだした。そして、今日ほぼ完成した。高さ10cm程の地蔵さんである。

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 NHK趣味悠々での写真と比べて少々趣きの異なったものになってしまった。「わらべ」地蔵であるが、結構大人びた地蔵さんになったものである。「合掌地蔵」と名前を変えたほうがよいかもしれない。

 仏像彫刻というような伝統工芸では形が決まっていて、その通りにしなければ、彼らに言う「造形美(=形式美)」にならないそうだ。その辺の理解が仏像教室の先生と違っているところで、どうしても自分の思い通りに彫ってしまう。そうすると、勝手にやりよって、と面と向かって言われる。それならそれで、伝統工芸のいう形式美の講義でもあったらよさそうなものであるが、その辺はほったらかして、教科書を見てやれ、というやり方。教科書の写真を見てやったつもりでも、伝統工芸のいう形式美と違う、おかしい、と言われる。それなら単に、先生自身の造形美に従え、というになろう。従うためには子供みたいにいちいちお伺いを立てなければならない。なんとも変わった教室である。

 今回のわらべ地蔵は、教室で作っているのではないので勝手にやれたのであるが、やはり、形としては変なところが多々ある。特に手が小さくなってしまった。また。顔つきもNHK趣味悠々での写真とは違っているが、それはNHK趣味悠々の先生の例題が好きではないことにもよる。

 思ったよりも結構時間がかかって終了したが、こういう小さいものでも大変なのだということを改めて認識した。大きいものの方が楽な面もあるような感じもあった。しかし、まだまだ技術的には未熟なので、伝統工芸の形式美をモットーとする教室ではあるが、もっともっと勉強が必要のようである。

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2008年6月19日 (木)

仏像彫刻のお勉強5-聖観音菩薩立像の練習

  この一年間仏像彫刻のお勉強をやって来た。今までやってきたことを以前「仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」、「仏像彫刻のお勉強2-救世観音の練習」、「仏像彫刻のお勉強3-地蔵菩薩立像の練習」、「仏像彫刻のお勉強4-釈迦如来坐像の練習」などで報告した。

 今回は、聖観音菩薩立像の練習が 終了したので写真を載せた(写真はクリックで拡大)。約4ヶ月かかって完成したことになる。高さが約18cm程度の像になっている。上からの角度での写真なので少々身長が短く見えるようだ。

Sdsc_00291 Sdsc_00301 Sdsc_00331  

 約4ヶ月かかって完成したが、その間参考書を片手に教室の先生の指導を受けながらの実施したつもりである。しかし聖観音菩薩立像は私にとって結構複雑だったので必死にやっていたら先生に見てもらうチャンスをほとんど逃してしまった(それでも初期の段階で1-2回はみてもらっている)。最後に私としては更に改善するための添削してもらうつもりで先生に持っていったら、「完成したものを持ってきても指導することは出来ない。いままで『ひとりで勝手に』やってきたものに対してどうこういうわけにはいかない」、ということで添削してもらえなかった(教室代金はちゃんと払っているのだから言い方もあろうとは思うが)。会社勤めをしていたときでも上司をコントロールするのが下手なものだったのであるが、退職後もこのような事例で教室の先生の機嫌を損ねるとは思わなかった。

 以上のように、どこまで出来たのか先生に批評してもらうこともできなかったので残念だが、私としてはうまく出来た仏像と思うので写真つきで投稿したわけである。写真ではお見せしにくいのであるが、暗いところでこの仏像をこっそりと見ると、(上の写真のような明るいところでみるのと違って)、なかなか良い雰囲気が出るのが不思議である。そして、ほっとする。

 今後もあまり先生に相手にされそうにないが、相談の結果、次の練習としては阿弥陀如来立像を行なうことにした。

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