カテゴリー「仏像」の13件の記事

2011年12月31日 (土)

仏像彫刻のお勉強(番外2)『トースカン用の定規スタンドの製作』

 仏像彫刻では水平な線を引くことがよくある。そのためにはトースカンというものをよく使う。便利が良い。それについては買えば高いし重たいので、以前自作で木製のトースカンを作った。結構重宝しているものである。

 実際に水平な線を引くのにその高さを正確に決める必要があり、それには普通の曲尺か直尺を使うが、それらを手に持ってトースカンの高さを決めていた。

 しかし、手で持つのも不便なので何とかならないか、と思っていた。世の中には曲尺スタンド なるものも販売されているが、結構な値段(数千円)が付いていて、しかも、カタログの写真で見る限り、曲尺には便利だろうが、直尺は使えそうにない。

 しばらく、あーでもないこーでもない、と考えていたが、あるとき簡単に、直方体の木に、薄板を貼り付けたらよいのではなかろうか、と思い立った。制作は全く簡単で板と木をボンドで張り合わせるだけである。直方体の木も薄板も昔ホームセンターで購入して使わないで眠っていたものである。

 そうやってできたのが写真のスタンドである。

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 定規をクリップで留めるので定規がスタンドから取り外すことができ、しかもひとつのスタンドで曲尺も直尺も使えるという非常に簡単な便利なものが非常に安く出来た。

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2011年11月27日 (日)

奈良仏像めぐり(2011-11-22)

 趣味で仏像彫刻をやっているが、そろそろネタ切れで、次は何を作ろうか、思い当たるものが乏しくなってきていた。

 そういう時に情報が入ってきて、10月10日にオープンした東大寺ミュージアムの展示会『奈良時代の東大寺』の図録に、法華堂・執金剛神の写真が四面揃っている、という話を聞いたもので、奈良の仏像めぐりを思い立った。

 仏像彫刻では写真を見ながら彫っているが、私にとっては、正面写真、左右側面写真、背面写真が揃っていることが必須で、その他、ななめ角度の種々の写真があったほうがよろしい。

 以前から執金剛神も彫ってみたかったが、秘仏で年一度の公開の日(例年は12月16日。ただし平成23年、24年は非公開)しか見れないのと、写真も図書館で探しまわったが、正面写真しか入手できない状態であった。その執金剛神の四面の写真があるという情報は願ってもないものであった。

 せっかく奈良に行くのだからほかにどこに行こうか、と考え、新装開館した興福寺の国宝館にはまだ行っていないし、今、十大弟子の一つを彫っているし、次には、金剛力士像を彫ろうとしているので、一度拝観しておかなければ、ということで、興福寺の国宝館にも行くことにした。

 興福寺は、北円堂などの特別公開をしるのでこの機会を逃さないように、と思ったが、特別公開の最終日が次の週の11月23日だったので、早い目に行くことにし、11月22日に決めた。北円堂には無著、世親像もあり、いずれ彫る可能性があるので、この際拝観させてもらおう、というもくろみもあった。

 以上だけでは、いつも行っているところなので、新規のお寺にも行ってみようと考え、どこにしたらよかろうか、と考えているうちに、どうしても行きたいところとして、新薬師寺が浮かんできた。十二神将(特に伐折羅大将)も拝観したい仏像の一つであったが、本尊の薬師如来に会いたかったので新薬師寺に行くことにした。

 5日前の11月22日に、以上の仏像を拝観しに奈良に行った。

 東大寺ミュージアムの展示会の図録は無事入手した。

 興福寺・国宝館では、今彫っているもの(十大弟子のひとつ)は、実物とはかけ離れたものになっているなと残念がったりした。写真は3面しかなかったので(斜め写真もほとんど入手できなかった)、どうしても正確に彫刻するには無理があったと反省しきり。しかし、新たな十大弟子を彫っているのだ、と思い聞かせて、継続していくことにした。

 行楽シーズンのためか国宝館は混んでおり、ゆっくりと拝観する雰囲気ではなかった。しかも拝観料も値上げになっている。新装前のがらがらの国宝館に戻してもらいたいものである。

 興福寺・北円堂の無著、世親像はどっしりした像、写真で見るよりもかなりどっしりした像で、彫りの深い像であった。彫刻家の中村晋也さんが奈良薬師寺に納めた阿僧伽(アサンガ=無着)像と比べて、かなり太い体躯であった。

 新薬師寺では本尊の薬師如来にお会いした。いつもは仏像を拝観するときに手を合わせることのないふとどき千万の私であるが、この像の前ではなぜか手を合わせてしまった。昨日(26日)図書館でこの仏さんの写真を収集した。かなりの写真が集まった。四面はちゃんとあったので、来年ぐらいは模刻をやらせてもらおうかと考えている。

 新薬師寺で仏像めぐりは以上で終わりのつもりであったが、新薬師寺に行く途中、白毫寺の案内もあったし、新薬師寺からそんなに離れていないようだったので、足を延ばすことにした。

 道のりは、山の辺の道、とかで、山の辺の道は三輪山のほうだけだと思っていたが、三輪山から春日山のふもとまでが山の辺の道だということだった。そのためか、白毫寺までの道案内は丁寧で道に迷うことはなかった。

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 山の辺の道を歩いているときは平坦であったが、山の辺の道を離れて白毫寺に入っていく道は、階段が連なり、年寄りにとっては息の切れるものであった。しかし、白毫寺についてからは、奈良盆地が一望できるいいお寺であった。萩の枯れ枝もそのままになっていて、さぞかし萩のころは綺麗だろう。

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 伽藍ではいろんな仏像が拝観できた。中でも有名なのが閻魔王坐像で、写真では光の関係かかなり怖い像になっているが、拝観したときはそんな怖さを感じなかったのはなぜだろう。帰って写真を見直したが写真はやはり怖い感じであった。

 こうして、今回の仏像めぐりは終了ということになったが、バスで新薬師寺から帰っているときに、バスから一瞬のことであったが、謎のピラミッド(「頭塔」)をみることができた。おまけなのかな。

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2011年3月30日 (水)

大震災6-簡単に木彫してみました「苦悩する日本の顔」

 今まで、仏像彫刻をいろいろやってきたが、白木作りを基本してやってきて彩色はやっていなかった。今回仏像彫刻の先生の勧めもあって、作品に淡彩色をすることにした。

 彩色については、極彩色については少し勉強したことがあるが、仏像彫刻で極彩色をすることは専門家でない限りほとんどないと思う。素人さんは淡彩色をやったほうが、技術的にもやりやすいし、また、木の生地も生かすことになって、良いと思う。

 ところが淡彩色をやったことがないものにとっては何をどうすればよいか見当がつかなかった。仏像彫刻の先生も詳細には教えてくれるようなタイプではない。そこで、ひとりで色塗りのいろんな試みをした結果をもっていったら先生も了承してくれた。

 実戦本番に入る前にある形を木彫りしたもので実戦さながらのテストをやることにした。そこで、適当な端材を用いて、人の顔を作ってみた。

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「苦悩する日本の顔」

 フリーハンドで彫刻していったので変な顔になっていると思うが、彫っている間は苦悩する日本の顔というイメージで彫っていったので、タイトルを「苦悩する日本の顔」にしました。変な、下手な顔です。今週これに色を付けていきます。

 顔シリーズで粘土でもいくつか作っていて、木彫ながらこれも顔シリーズの数の一つとなります。

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2011年1月22日 (土)

仏像彫刻のお勉強10-半跏像の練習(蝋での制作)

 「仏像彫刻のお勉強」の10番目のuploadになりますが、今回は木彫ではなく、試みに蝋で「半跏像」を作ってみたものをuploadしました。像高は27cm程度です(総高は32cm程度です)。鋳造すればよいかもしれないのですがコストがかかりそうなのでこのままにしておこうと思っています。

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2009年12月 2日 (水)

仏像彫刻のお勉強9-山田寺仏頭の練習

 仏像彫刻を主にカルチャー教室でやっているが、それ以外にも興味あるものを家で彫っている。最初として以前「わらべ地蔵」を作った。

 今回は「山田寺仏頭(興福寺)」を作ってみた。

 カルチャー教室で仏像彫刻を始めた2年前頃仏頭の練習もしたが、そのときは6cm程度のもの(立像で1尺に相当する頭の部分)を作った(「仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」など)。その当時はテキスト(「仏像彫刻のすすめ」)とにらめっこで、プラモデル的に彫っていた。全体をちゃんと見ながら彫るということをやっていなかった。その後、幾つか立像、座像を作ったが、段々、必ずしもテキスト通りに彫らなくても良いことがわかってきた。

 そこで、今の時期に、改めて仏頭の練習をすることにした。しかし、以前よりは大き目のもので練習することにした。以前から山田寺仏頭に興味があったので、13cm程度のもの(立像で2尺に相当する頭の部分)を作ることにした。最初の頃の練習の2倍のものであるが、立方体では8倍になる。

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 なんとか本物の雰囲気が出るように、と思って彫ってきたが、どうでしょうか。

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2009年6月17日 (水)

仏像彫刻のお勉強8-不動明王座像の練習

この2年間仏像彫刻のお勉強をやって来た。今までやってきたことを以前

仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」、
仏像彫刻のお勉強2-救世観音の練習」、
仏像彫刻のお勉強3-地蔵菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強4-釈迦如来坐像の練習」、
仏像彫刻のお勉強5-聖観音菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強6-わらべ地蔵の練習」、
仏像彫刻のお勉強7-阿弥陀如来立像の練習」、などで報告した。

 今回は、不動明王座像の練習がほぼ終了したので写真を載せた(写真はクリックで拡大)。

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 約5ヶ月かかって完 成したことになる。高さが4寸(約12cm)程度の像になっている。今回も時間はかかったが、焦らず、じっくりやったため、その分勉強が出来たかなと思っている。

 台座・光背はこれからである。いままでは仏像彫刻の練習をいろいろやってきたものの台座・光背については練習をやってこなかった。不動明王の台座・光背の練習が初めてとなる。前回の練習の阿弥陀如来立像については本体完成後、台座・光背なしで、その辺に老いていたら少々かわいそうな感じたしてきたので、不動明王の台座・光背のあとに練習する予定である。

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2009年1月12日 (月)

仏像彫刻の副産物-桧の入浴剤

 仏像彫刻の練習をいろいろやっていてもう1年半経つが、材料の木は練習なので専らマツでやってきた。今新たに不動明王(座像)の練習を始めたところであるが、材料は桧ということになってしまった。まだまだ初心者なので松でよかったが、なぜか不動明王の場合は松は無い、という先生の話で桧になった。先生のほうで木取までやってくれるやり方なので先生の言うことに従わざるを得なかったのであるが、5割以上高価なものになってしまってもったいないな、という気持ちがどこかにスタート時から少しあった。

 昨年12月、彫刻用に楠の厚い板を購入した。そして、家で、鋸で製材(?)をしたとき、木粉がたくさん出てきた。この木粉は細かいもので、今後、木屎(こくそ)の材料として使える、ということなので、大事に回収・保管しておいた。楠は、木屎の材料として以外にも、いい臭いなので芳香剤として用いることが出来そうである。ただし、木屑でなくても彫刻中の本体があるだけで部屋の中は芳香が漂ってくる。

 今年になって、不動明王の制作で荒削りから始めた。荒削りのときは結構たくさんの木屑がでてくる。いつもは松だったのでそのまま捨てていたが、今回の桧の場合は、なぜか、急に、ちょっと待てよ、この木屑を回収し、風呂に入れると、桧風呂になるのではないか、という気持ちが起きてきて、教室を管理している女性に回収袋を何とかして急遽頂いて家に持ち帰った。

 今日、桧の木屑桧のを風呂に入れてみたが、なかなかいい感じに仕上がっていた。お店で風呂に入れるような桧の木屑を売っているが(買ったことはないが)、多分それと同じようなものになったのではないかと思っている。もう一、二回ほど風呂に入れるぐらいの切り屑が出てくるが、しばらくは、それだけで終わりである。桧をホームセンターで購入してそれを削ってしまえばいつでも桧風呂は出来ようが、そうするほどの物好きではないので、仏像彫刻の副産物として時々、楽しめばよいかなと思っているところである。

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2008年12月24日 (水)

法隆寺訪問-金堂内部は照明がついて明るくなった

 今、法隆寺にある1つの仏像(A)の彫刻(模刻)やその他の美術品(B)の彫刻(模刻)に挑戦している。

 仏像Aについてはその参考・勉強のために昨年の9月頃、今年の10月に訪問したが、今年10月に訪問したときは目的の仏像が展示してなくて残念だった。

 今日は、主として美術品Bの勉強のため法隆寺を訪問した。目的の勉強はなんとか果たせたので一安心しているところである。

 10月に訪問したときに無かった仏像Aも今日は大宝蔵館に鎮座ましましていたにで、ついでにじっくり見て前回の訪問では出来なかったことがついでに出来た感じである。

 ところで、法隆寺の金堂がしばらくの間工事中であったが、今月の中旬から金堂が公開されるようになった。このことは新聞でも報道された。今日は金堂が目的でなかったので、見るつもりは無かったが、一番最後に念のため一目見ておこうと思って金堂にも行った。

 新聞報道で照明が付いて明るくなった、ということであったが、あまり期待していなかった。しかし、実際に金堂内に入ってみると、かなり明るく、仏像の詳細も判別できたし、今まではほとんど見るのが不可能であった周辺の壁画も見えるようになっていたのには驚いた。金堂内の周辺に配置されている四天王像もかなり存在感を増していた。これで、暗くて何も見えない金堂、懐中電灯の必要な金堂、という悪評もなくなると思う。

 天蓋の部分は私にとってはかなり興味ある部分であるが、明るさは以前よりは当然明るいが、天蓋部分のすぐ下のところを柱(どういう名前の柱か知らない。梁か)が横こぎっていて天蓋の詳細は全く見ることが出来なかった。これは残念なことであった。今後天蓋を拝観することはかなりしんどいことになりそうだ。

 金堂内で数人の人が撮影(動画)をやっていた。照明がついて明るくなったところでの撮影で、金堂の趣きもまた違ってくるのであろうと思う。

 10月の法隆寺訪問に比べ今回は実り多いものとなった。奈良地方朝方マイナス1℃ということであったが、昼間は10℃を越えて、防寒をしていったせいもあって寒くは感じなかった。

 今日は観光客はまばらであった。こういう観光客のほとんどいない落ち着いた法隆寺もよいものだった。

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2008年12月22日 (月)

仏像彫刻のお勉強-楠盤の購入&切断

  この一年間半近く仏像彫刻のお勉強をやって来た(聖観音菩薩仏頭救世観音地蔵菩薩立像釈迦如来坐像聖観音菩薩立像わらべ地蔵阿弥陀如来立像など練習)。

 今まではお勉強だったので材はマツで以上の仏像彫刻をやってきた。いつまでも同じような仏像彫刻をしても面白くなくなって来ているし、飛鳥・白鳳の彫刻もやってみたいなという思いが募ってきている。

 飛鳥・白鳳の木彫では楠材が良く用いられているということであるが、仏像彫刻の教室では楠材は扱っていないらしい(マツとヒノキのみとか)。そこで、自分で材木を購入しようと思ってみて周りの人に聞いてみたところ、材木屋さん・銘木屋さんで買っているとか。しかし、まだ、具体的に何を作るかは決めていないのでなかなか買いに行くこともなかったが、ネットで楠盤を売っていたので、何に使うともなく2週間前に1枚思い切って買ってしまった。

 宅配便で届いたものは長さ約1m、厚さ12cm程度、横幅60cmである。重たいものであろうということは覚悟していたが、思った以上に重たく、配達の人も一人では出来ないので手伝ってくれとのこと。こんなことを言われたのは始めてである。大きいし重たいので一時的にも置くところにも困って屋外の置いては雨にぬれるし家の中は適当な場所が無い。

 当面使う目的が無いし、このままでは死ぬまで玄関に置きっぱなしになる可能性もあったが、奥方様から(いつまでも)玄関においてよいとの許可が出たので、やっと玄関に入れることになった。

 しかし、なんとも邪魔なもので、何とかしなければと思案していたところ、木には赤身と白太という部分があるらしく、彫刻に使うのは赤身らしい。白太は不要と言う事になろうが、白太もなんとか利用している人も多いということも耳に入ってきた。

 そこで、とりあえず、『魚の三枚おろし』ではないが、楠盤を白太と赤身に3分割することにした。思い出してみると購入時に「製材しますか」と聞かれたが、そのときはどういう返事をして良いか分からなかったのでこちらで切ります、と言ってしまったのが悔やまれた。電動工具などは持っていないし、鋸で切れるものかどうか不安でトラウマになりそうであったが、周りの人の話を聞いて何とか鋸での切断に挑んでみようということになった。とくに、小柄で私より10歳近く年配のおばちゃんも、ひと抱えあるような丸太を鋸で切った、という話を聞いてなんとか心強くなった。

 そして、今日やっと白太と赤身の境界線の切断を実行した。狭い玄関での作業となった。下の写真は途中まで切ったところである。

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 約2時間かかってやっと切断できた。購入してからのトラウマ(心配)が一気に解決した感じである。しかし、まだ完了はしていない。3枚おろしの片側だけがやっと終わったところなのでもう一方を切り落とす必要がある。今年中には何とかしたいと思っている。

 製材(?)したあとの使い道は今のところまだ決めていないが、少し温めていた案があるので、そちらの方の仏像彫刻に使えたらな、と思っているところである。

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2008年12月16日 (火)

仏像彫刻のお勉強7-阿弥陀如来立像の練習

  この一年間仏像彫刻のお勉強をやって来た。今までやってきたことを以前

仏像彫刻のお勉強-聖観音菩薩仏頭の練習」、
仏像彫刻のお勉強2-救世観音の練習」、
仏像彫刻のお勉強3-地蔵菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強4-釈迦如来坐像の練習」、
仏像彫刻のお勉強5-聖観音菩薩立像の練習」、
仏像彫刻のお勉強6-わらべ地蔵の練習」、などで報告した。

 今回は、阿弥陀尿来立像の練習がほぼ終了したので写真を載せた(写真はクリックで拡大)。台座・光背はこれからであるが、本体は細かいところの修正、白毫・肉髻珠の埋め込みを除いてはほぼ終了したと思っている(台座・光背については諸事情のため当分先のことになりそうである)。約6ヶ月かかって完成したことになる。高さが8寸(約24cm)程度の像になっている。

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 今年の春、聖観音菩薩立像を作ったとき、教室の先生から、「『ひとりで勝手に』 やってきたものに対してどうこういうわけにはいかない」、ということで添削してもらえなかった、という苦い経験をしたので、その後遺症で少々やる気をなくしたこともあり、また、今度はしょっちゅう先生の意見を求めにいったため、6ヶ月の時間がかかってしまった。時間はかかったが、焦らず、じっくりやったため、その分今まで以上の勉強が出来たかなと思う。

 この6ヶ月間の後半には、「60の手習い-クロッキー、デッサンの勉強」で描いたように、「初めてのクロッキー」とも格闘していたので、その成果を少しでも反映しようと思い、顔、手については今まで以上に力を入れて作ったので、今までよりかはましなものになってきたかなと自己満足している。

 今までは立像換算で6寸(18cm程度)の仏像の練習が多かったのであるが、今回は8寸(約24cm)のものを作らせてもらった。長さでは33%増でしかないが、容積では2倍以上のものを作ったことになり、そのため細かいつくりの制作が楽になったことも自己満足につながったかなと思っている。

 次の予定としては、不動明王座像(4寸。立像換算で8寸)に挑むことになる。また、次の次についても相談したが、仏像彫刻の教科書に載っていないある仏像を作ってよいか尋ねたところ快諾を得られたのでホッとするとともに、喜んでいる次第である。次の次の仏像については不動明王座像作成中に、資料集め、下絵の作成をしなければいけないことになり、その詳細については、不動明王座像が出来上がった頃に紹介できればと思っている。

 教室の他の先輩方も、いわゆる仏像らしい仏像を彫刻するのは少々飽きてきて、いろんなもの、例えば、幕末の志士の像、子供の像、など、いろんなものを作りたがっているようで、それはそれで良い方向だと思う。しかし、仏師である先生はそれを今は我慢しているかもしれないが、いつまでも我慢できるかどうか定かではない。

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