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2010年9月30日 (木)

今日「孤舟」を読んだ

 渡辺淳一の「弧舟」を読んだ。ドキュメンタリーで定年退職者がどう暮らすがということはいろいろ読んできて、色々あるものだ、と一応理解していた。しかし、多くの定年退職者がどういう日常を送っているか、本当のところよくわからないところがある。渡辺淳一が小説として、定年退職者の何について書いているのか、というところが興味があった。

 前半はほとんどドキュメンタリーで一般に書かれているような生活、夫婦でのやりとり、を書いてあって、小説っぽいところはなかった。

 その後、話しは一変して、デートクラブの話になっていく。男女の話を書いてきた作家だけあって、さすが定年退職者についても男女の話が出てくるのか、枯れつつある人間について男女の話を持ってきても現実離ればなれした話にしかならないのに、と興味を削がれる思いで最終場面まで読んでいった。

 最後の場面になって、デートクラブの相手が予想通りの結末になって、じゃぁどーした、ということになったが、振り返って考えれば、作者は、男女間の話しを書きたかったのではなく、男女間の話に託して、この定年後を生きていったら、ということを、書きたかったのがやっとわかって、なんとか無事終了、ということになった。

 久しぶりに購入したハードカバー出会ったが、話題が定年退職者でなかったら、文庫本で済んだのに、と思いながら、読み終わった。

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