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2008年10月 8日 (水)

法隆寺再訪

 昨年の今頃、久しぶりに法隆寺を訪れた。昨年が人生で3回目だったかと思う。もともと金堂に置いてあった小さな仏像(「仏像H」と以下略)(昨年は大宝蔵院に置いてあった)の彫刻をするのに先立って下調べをするためであった。

 それから一年経ち、その仏像Hの彫刻もほぼ完成近くなってきて、最後に不明な点を確認する目的で法隆寺に行った。ある人から先日、その仏像Hが大宝蔵院に展示されていなかったといっていたので、電話で確認してみたところ「あります」との返事であったので安心していった。

R00110121 平日のため観光客は少ないだろうと思っていったが、思っていたよりも更に少なかった。しかし、特に小学生の修学旅行生と思しき団体で混雑していた(写真参考)。しかし、小学生は一箇所にじっとしていることが苦手なので、すぐ場所が開くので、拝観するのに邪魔にはならなかった。これが、年配の人だと動きも悪いし一箇所に踏ん張るので困ったものである。

 現在金堂は修理中で、金堂の中のかなりの仏像が上御堂や大宝蔵院(一般の公開及び「法隆寺秘宝展」)に展示してあり、明るい場所で拝観出来たのは幸せであったかもしれない。

 今回の再訪の第一の目的である仏像Hについては大宝蔵院にあるということであったが、昨年置いてあった場所に行ってみたが、似たようなものは置いてあったがそのものは置いてなかった。彫刻の最後を詰めをするための勉強が出来なくなってしまった。わざわざ法隆寺を再訪した理由がなくなってしまった。

 しかし、その横をふと見ると、鳳凰の像が置いてあるのにはびっくりした。いま制作中の仏像Hの次は鳳凰が候補に挙がっていたところであった。いずれは制作するのだろうと思って、じっくり見させてもらったのは思いがけなかったので有り難かった。

 最後に「法隆寺秘宝展」に行ってきて、今年6月の奈良国立博物館での「法隆寺展」を見逃したものなので、その際展示されていた、金堂の四天王像が展示してあった。奈良国立博物館とは違って全く人気(ひとけ)の無いところでの拝観となった(別料金が必要なので、修学旅行生は全く寄り付いていない場所である)。

 ただ、係りのおっさんが、客がほとんどいないせいか、沖縄歌謡(なきなぁ~さ~い~わらい~なぁ~さい~、・・・・・、の曲)を大きな声で口ずさんでいるのには、怒ってやろうかと思ったが、逆切れせれて殺されると困るので客のほうが我慢していたら、かなり経って、おっさんは我々の存在を察知したのか歌うのを止めた。この間、鼻歌ならまだしも、歌の練習のような感じの大声であった。法隆寺の関係者が、他人にはいろいろあれは禁止、これは禁止と制約を加えるのに、自らが、そういう、場にふさわしくない行動をとるとは法隆寺であるが、いずれ、その財産をつぶしてしまいかねない落ちぶれた寺になるのであろうかと心配し、びっくりしてしまった。こんな寺社はかつて見たことがなかった。修学旅行生だけが拝観するお寺でしかなくなるのかもしれない。

 奈良国立博物館の「法隆寺展」には行かなかったが、四天王像の写真が多いので法隆寺展の図録は欲しいと思い、古本屋で探していたが見つからなかった。お土産売り場に丁度その図録を売っていたので、喜んで購入した。いつか機会があればと彫刻したいと思っているのでその参考になるかもしれない。また、鳳凰の写真も幾つかあり今後の参考になる。

 このように、半ばがっかりしたが、半ば来た甲斐があったという感じの一日であった。目的の仏像Hが無かったので、今後、誰かに教えてもらって「善処」するしかなかろうと思う。いずれにしても趣味でやっていて、完成すれば「お蔵入り」になってしまうので好きなように制作すればよい。

追記:法隆寺のような展示物が多く、その移動の激しい寺では、現在の展示品のデータベース、一時移動しているときは現在の存在場所も記したデータベースを作るべきて、電話でいい加減な返事をしてもらいたくないものである。その展示場にいた係りのおっさんにも聞いてみたが、全く役立たずであった。法隆寺の誰が展示物の管理、統率をしているのか知りたいものである。拝観料をたんまり取るのであれば、そういうサービスをやるのが当然であり、法隆寺のHPの貧弱さも困ったものである。沖縄歌謡を歌っていたおっさんといい、信仰の聖地としては、あるまじきことがあるお寺のように感じ、これでは仏教自体が衰退しても致し方ないなとあきらめざるを得なかった。観光客に対しても先人の遺徳を引き継いだ対応をしていないなと感ずるしかなかった。

 

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