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2008年4月29日 (火)

京都・東寺の春の特別公開(2008)

 平成20年の春季京都非公開文化特別拝観(4/26~5/6)が行なわれているが、先日の東福寺(ブログ記事はこちら)、曼殊院(ブログ記事はこちら)に続き、今日は東寺に行ってきた。

 今回の非公開文化特別拝観は五重塔内部(初層のみ)の拝観(下の写真参考。写真はすべてクリックで拡大します)と言うことであったが、この内部は時々公開しているので、今回が「特別拝観」となっているのは違和感があった。

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 しかし、京都に住んで40年になるが東寺には宝物殿に一度行ったことがあるだけで、金堂、講堂、五重塔などの拝観はしたことがなく、「初めての拝観」ということで、特に、講堂の「立体曼荼羅」をメインのターゲットとして行ってみた。

 

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(↑金堂)

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(↑講堂)

 講堂の立体曼荼羅はやはりどの仏像にしても完成度が非常に高く、他の仏像にでは、私でも頑張れば真似が出来るかもしれない、と思うところあるが、講堂の仏像は、なかなかあそこまでは彫れない、とまいってしまうほどの完成度に驚いた。各種明王像、四天王像、梵天、帝釈天など国宝級のものは特にすばらしかった。特に、彫ってあるのかどうか分からない感じで彫ってあり、そして、その木彫の微妙な流れが見事にかつ自然に表現されているところにはただただ感心し唖然とするだけであった。40年も来ていなくてもっと早く来たらよかったのにという言い方が出来るかもしれないが、最近始めた仏像彫刻の練習があって始めて理解した面もあることは否定できないので、やはり、今の時期でよかったのかもしれない。

 金堂には、薬師如来、日光菩薩、月光菩薩が置いてあった。金堂の内部はさほど暗くなくて仏像の詳細まで観察することが出来た。日光菩薩、月光菩薩ともに、今やっている聖観音菩薩立像に似ていたので、今後の練習に直接役に立ちそうである。

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 最後に特別拝観の五重塔の内部の拝観をした。いつもはJRの線路から良く見渡せる塔であるが、敷地内からの姿(上の写真。クリックで拡大)はまた違った趣がある、現在の五重塔は江戸時代初期のもの(家光の寄進で建てられたもの)であり比較的新しいと言える。柱に描かれている金剛界曼荼羅諸尊などはかなり古びていて、高野山大塔の内部の絵(6年前に行ったときは製作中であった)の方が迫力があって、今回の方が見劣りした感じがあった。一般に古いものの方が強い印象を受ける場合が多いのであるが、高野山大塔だけは違って製作中のものでも迫力を感じたし、今回の五重塔の内部はそこまでいたっていない感じがした。もっと詳細にみれば違うのかもしれないが、私の拙いセンスではそう思ったものである(違っていたらまた要勉強)。

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 全部終わって東寺からでると、なぜか鳥が逃げもせず五重塔を背景にたたずんでいた。サギの仲間であろう。白いからシロサギか。しかし、シロサギという名前の鳥がいるのではないらしい。人なれした感じがしたものである(広角のカメラのGR Digitalで写したので遠くにいるように見えるが、実際は5mほどの近くにいた)。五重塔の特別拝観のことでも知っていたのだろうか。

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コメント

とんぼさん、おはようございます。
 まだどこも混雑していないようです。さすが東寺では中学生の団体と一緒になりましたが、仏像を見ても興味のない人は面白くないだろうから連れてこられてかわいそうな感じもしました。しかし、みなさん礼儀よく拝観していましたよ。
 これで私の今回の特別拝観は予定終了というところです。

投稿: とんぼナック | 2008年4月30日 (水) 10:23

おはようございます。ゆったり楽しみながら日替わりでの拝観、お近くでお住まいならではですね。同じ物を同じ人が見てもその人の年齢とか置かれた状況の変化で変わるのでしょうね。この連休中は混むのでしょうね。

投稿: とんぼ | 2008年4月30日 (水) 09:55

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