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2007年10月 2日 (火)

ピンホール写真の講座受講

 ピンホール写真については、今年の初めに「大人の科学」の付録についていた35mmのカメラで2-3回撮ってきた。それについては報告済(「パノラマ・ピンホール写真-京都府立植物園」、「自作ピンホールで撮ったピンホール写真_京都府立植物園」)である。結構雰囲気の良い写真も何枚か取れたが、満足する写真を撮るのは難しかった。特に、カラーの再現をするのがはなはだ困難であったこと、シャープさが無いことのどが主な理由であった。ピンホールも自分で作ってみたが、十分に小さいものが出来なかったことも問題であった。これらは全部我流でやっていた。そもそも写真自体勉強したことが無かった。一度は講義を受けた方が良かろうと思っていたが、そういうときにピンホール写真の講座があったので先月受けてきた。

 講座では、(1) ピンホール写真についての講義(参考 「エドさんのピンホール写真の講義」)、(2)初級コース、(3) 上級コースの順で進んでいった。3つとも通しで受講しても良いし、ばらばらで受講しても良かった。私は通しで受講した。初級、上級コース共に受講したものは15名程度で、初級コースのみが5名程度、上級コースのみの受講者は5名程度であった。

 「初級コース」では、任意の持参した紙箱を暗箱化しピンホールをつけてカメラとして完成させた。その後、六切りの印画紙をカメラに装填して講義会場周辺で適当に撮影を行なった(ネガ完成)。そのネガをもとにベタ焼きにプリント作業を行なった。

 「上級コース」では、重たい三脚につけた重たい大型カメラを用いた。そのカメラにピンホールを取り付けてピンホールカメラとして完成させた。その後、ポラロイドのインスタントフィルムを使用して撮影しネガを作製した。そのネガをもとにプリント作業を行なった。使用したインスタントフィルムは4x5判のサイズであったが、4x5判用フィルムキャリアが無かったのでネガを6x9cm程度にカットし六切りの印画紙にプリントした。

 「初級コース」ではカメラ自体が軽く、いろんなシーンを気ままに考えて撮影出来て結構楽しいものであった。また、印画紙も六切りで大きかったので、噂どおりの高画質の写真が撮れた。

 初級コースに較べ、「上級コース」では、三脚つきカメラが重たいし、先生にカメラの位置も水平にしてとるのですよといわれてみるとあまり面白そうなシーンがない(なぜ水平で、といわれたのか分からない)。講義会場周辺は初級コース時に撮り尽くしているので面白くない。そこでやむなく被写体の人にいろんな動作(パフォーマンス的なもの)をしてもらって楽しんできた。最後に3分間じっとしての集合写真を撮った。

 講義がすべて終わった今、ふと思うことは、「初級コース」と「上級コース」の違いはなんだろうか、ということである。撮り終わった写真を較べてみると、「初級」コース」で撮った写真の方が断然面白いのである。雰囲気の良く出ている写真も多い。それに比べ、「上級」コースで撮った写真はパーフォーマンス的なものは楽しそうに写っているのは確かであるが、どれもこれもいまいちであった。

 そういうことで、結果的には今から思えば「初級コース」のみの受講で十分であったと思われる。それにしても「上級コースのみの受講者」は何を目的に受講したのか不可解である。「上級コース」のみを受講した人の中には、大学で写真科コースを卒業した人、現在写真科コースで勉学中の人もいた。「初級」という単語にプライドが許さなかったのかもしれない。それにしても、その大学の写真科コースではピンホール写真は教えないのであろうか不思議である。

 この講座をうけて良かったことは、ピンホール写真の講座を受ける気になった当初のきっかけである35mmの「大人の科学」付録ピンホールカメラを使ったときの疑問が、この講座中に回答が出たようである。まとめると以下のようになる。

  (1) まず、ピンホール写真でのカラーの再現は難しいということである。理由は良く分からないがそういうことらしい。カラーフィルムは露光時間が長くのを想定して作っていないとか。

 (2) 35mmの「大人の科学」付録ピンホールカメラではシャープさが欠ける写真しか取れなかったが、中判、大判のフィルムではそこそこシャープなものが取れそうである(もともとピンホール写真は全部がピンボケではあるが)。印画紙は確かに高画質であった。

  (3)  一般に35mmのピンホールカメラで満足する写真を撮ることはかなり困難であるという先生のご意見でした。そのため、今後ピンホールカメラを楽しむには、ブローニーフィルムで撮影することを薦めていた(同感である)。また、実習では六切りの印画紙で撮影したが、これは実用的にはほとんど意味が無い、実際に撮影旅行に使っている人はいないでしょうということであった。

 (4) 小さいピンホール(0.2mm以下)を作製するのが困難であったが、今回の講座での実習でなんと0.1mm以下のピンホールが出来てしまった。このサイズは、ピンホールカメラのピンホールとしては小さすぎて問題があるようだ。しかし、ここまで小さいのが作れたのだから、35mmのピンホールカメラ用のピンホールとして最適な0.15mm程度は簡単に作れそうである。

 今後、ブローニーフィルム用のピンホールカメラを自作しなければあまり楽しみがなさそうなので、材料を揃えることが出来れば自作することになろう。しかし、ブローニーフィルム自体も今までに使ったことが無いので、どこが「ブローニーフィルム用ピンホールカメラ作製教室」でもあったらと思うが、なかなかなさそうである。

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