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2007年2月16日 (金)

「楽しんで仕事をやっている」というみのもんた氏の心境

 昨日、みのもんた(以下敬称略)が、昼の番組「思いっきりテレビ」の「ちょっと聞いてョ!」という相談コーナーの中で、相談者に答える形の話の中で、次のような内容のことを言っていた。

私は今までは、好きなことをやってきた。うまく行けばうれしいが、うまく行かなければ悔しいという思いで来た。しかし、60才を過ぎてからは、この仕事を楽しむようになってきた。楽しくてしょうがない、という感じだ。うまくいってもいかなくても楽しい。そう思えるようになってきた。

という話である。彼は今63才位なのでこの数年間の心境の変化を述べたもので、この心境が最近の活躍の発展を裏で支えているものと思われる。

 同じような話を、先代(13代目)の片岡仁左衛門(以下敬称略)がテレビインタビューで語っているのを思い出した。もう亡くなって約12年たつし、テレビインタビューはそれよりずっと前なので20年くらい前の話であろうか。彼は60才過ぎてから評判が更に増したようであるが、60才になるまでは、何をやってもうまく行かなかった、ということである。どこか、うまく演じよう、良く見せよう、という気持ちがあって、それが邪魔してうまく演じるることができなかった。しかし60才を過ぎてからはそういう気持ちがなくなってきて、いままでは、うまく行かなかったところが、すっきり演じられるようになってきた、というのは大まかな話であったかと思う。

 昨日のみのもんたの話といい、また片岡仁左衛門の話といい、そういう心境になれるのがうらやましく思う。片岡仁左衛門の話は一生をかけた「芸」の上での話である。みのもんたの場合は、芸とは違うようなところ、司会、での話と一見みえよう。しかし、実は、みのもんたの場合も司会というものが「芸」のレベルまできたということを言っているのではないかと思う。テレビ局などのサラリーマン・アナウンサーなどの司会とは違い、芸域にまで至っていることを言っているように思う。

 我々もそういう「楽しくてしょうがない」という心境とか「周りを気にせずに自らの道を究める」という心境になればと良いのにと思って来たが、昨今の日本の社会、とくにサラリーマンの世界はそれとは全く逆の方向の精神構造に陥っていると思われる。そして、定年という名のもとで今までの人生をリセットされ、虫けらのごとく追い出されてしまう。そういうことでは心残りになる、と思いながら生きてきたが、サラリーマンを長年経験したものが60才をすぎてそういう心境に至るのは、なかなか困難なことのようだ。サラリーマン時代の仕事・生活とは別のところでそういう心境になれた、という人の話も聞きたいものだと思って、いろいろ本を読んだり、テレビ番組(飛び出せ定年!、人生の楽園)などを見ているが、なかなか皆さん苦労が絶えないようである。人生二毛作といわれる中で、みのもんたや片岡仁左衛門のような心境を得るにはどうしたらよいものであろうか。

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