« カリンの実の落果 | トップページ | ネメシア・メロウの開花と花梨の実の収穫 »

2006年10月28日 (土)

「錦市場で若冲を捜そう」に行ってみました

 今、京都国立近代美術館では「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」やっている。伊藤若冲の生まれたのが今の京都錦市場通りにあった青物問屋であることから、「錦市場で若冲を捜そう」という催し物(10/20-28)が開かれているという新聞記事があったので、河原町に出たついでに、錦市場まで足を伸ばしてみた。若手アーチスト、京都工芸繊維大学の学生らが、絵画、Tシャツ、オブジェなどを約40店舗に並べているという事であった。5店舗のスタンプを集めるスタンプラリーもあるということであった。

 あの狭い錦市場、所狭しとものを並べている各店舗で展示会的な催し物が行なわれる、しかも約40店舗で、ということはどんな感じのものであろうかという好奇心が先立っていたことは確かである。

 実際行ってみたがいつもの錦市場と同じ趣であった。最近は、店舗が昔と違って、観光客向けになっていて、外国人の観光客とおぼしき人も以前と比べずっと増えているのに改めてびっくりした。そして、市民の我々(私と家内)もお店の人からは観光客呼ばわりされる。錦市場は「市民の市場」ではなくなったのかと思い残念に思ってしまう。

 さて、芸術作品はどこにあるのだろうか。「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」のポスターが貼ってあるお店を見つけ、お店の前できょろきょろしてみる。お店に人は、最初お店の客と思っているような顔をしているが、商品には興味を示さないでそのうち通り過ぎていくのをみてやっと察して「これが作品ですよ」といってくれた。もっと早く言ってくれれば良いのにと思っても、お店は商売が主なので仕方ない。言われた所を見ると、何やら「芸術品」がおいてある。ああ、これかぁ、と思うがじっくり鑑賞するのもお店の邪魔かなと思ってそそくさと立ち去ってしまう。鑑賞しにくい場所においてあるのはなぜなのであろうか。致し方ないとは思いつつも、実行委員会は何をしているのかなと思ってしまう。

 ほかの店ではどういう展示かな、と「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」のポスターを頼りに作品展示店を突き止め、作品を探す。お店の前でどれが作品か、あれかこれかと迷ってしまう。お店の前で邪魔しているようで、気が引ける。またしても、そのまま、お店を立ち去ってしまう。

 こういうことを約5つくらいのお店で繰りかえし、若冲が生まれたと思しき場所まで行き着かないうちに「もうやめ」と宣言し終了してしまった。結局、「芸術作品」は何があったのだろうか、ほとんど記憶には残っていない。また、スタンプラリーにしても、そのお店で、「何か」を買わなかればスタンプを押してもらえないらしい。「何か」というのは、「芸術作品」なのか、お店の「商品」なのか、いまだに分からない。

 不思議な催し物であった。後味が悪いので、懐かしい筆柿を見つけたのでそれを買って帰った。もともと渋柿ではない柿であったが、少し渋が入っている柿であった。柿までが渋っているような最後まですっきり行かない催し物であった。全くわけの分からないひと時であった。

   

|

« カリンの実の落果 | トップページ | ネメシア・メロウの開花と花梨の実の収穫 »

芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103469/12459142

この記事へのトラックバック一覧です: 「錦市場で若冲を捜そう」に行ってみました:

« カリンの実の落果 | トップページ | ネメシア・メロウの開花と花梨の実の収穫 »