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2006年5月18日 (木)

我が家の木にバイカウツギがあることが分かってからの思い

 我が家にバイカウツギがあることがわかった。問題の一つはその蕾が少ないことである。6月号の「NHK趣味の園芸」でその剪定の仕方が書いてあった。古い枝を根本に近いところから切って(剪定して)若返らせるという手法である。そうしようと思って、このところ折あるごとに我が家のバイカウツギをみているが、この枝も古い、あの枝も古いと思ってしまう。なぜなら蕾をつけていないから。そして、蕾をつけている枝となるとほんのわずかになってしまう。もし蕾がない枝を刈るとなると、ほとんど全部を刈ることになってしまう。また、もし蕾をたくさんつけ、花もたくさん咲かせてくれる木であったら、1年前に引越ししてきたのだから、この木がウツギ系であることはその当時から分かっていたと思う。。

 そうしているうちに、いろんな情報が入ってくる。普通に知っている人は知っている話であるが、私にとっては、また家内にとっても、知らない話で新鮮である。知っている人は以下は見ないで結構で、私自身が勉強したところを書いている。

 ウツギとは別名「卯の花」とうことだそうである。

 ♪♪うの花の におうかきねに
  ほととぎす はやもき鳴きて
  しのびねもらす 夏はきぬ♪♪♪

の「卯の花」とはウツギのことだそうで、定年まで数年という年になるまでそれを知らなかった。歌の文言の意味を考えていかった、というひとつの例である。せいぜい、菜の花かなという勝手な思いでこの年まできてしまった。同じことが、「赤とんぼ」の「おわれてみたのはいつのひか」の「おわれて」というのが不明であるのは有名である。正解は「背負われて」ということになるのかもしれないが。

 そうこうしているうちに「卯の花くたし」という文言があることを知った。手紙文での時候のあいさつにつかうフレーズののようである。「卯の花くだし」だったのか「卯の花くたし」だったのか分からなかったが。ネットで調べるとどうやら「卯の花くたし」が正解で、「くたし」とはYahooの辞書で調べると「腐し」となっている。「卯の花」を腐らせるような梅雨の時分にという意味があるそうである。ウツギを「卯の花」というのも万葉集の時代からあるそうで、そういうことも何も知らずにこの年まで来たことを恥じ入る感じである。しかし、「腐」という漢字を漢和辞典で引いても「くたし」という読み方は出てこなかった。広辞苑では「くたす」で「腐す」とでてくるが、その由来や「くたし」と「腐る」の関連についてはやはり説明はない。とにかく「卯の花くたし」と「卯の花腐し」とでは読みは一緒でも語感がぜんぜん違う。「卯の花腐し」では情緒がない。「卯の花くたし」という表現の豊かさに改めて日本人としてはっとした今日であった。

 そういうように万葉集の時代から、あるいはそれ以前から、日本人に愛されていたウツギとは知らなかった。また、咲いた花の凛々しさがなんともいえない。それを思うと我が家のバイカウツギは、あまりにも蕾、花が少なすぎる。過去一年間こんな潅木は整理してしまえばと思ってほとんど刈るつもりであった。しかし、そんなことしなくてよかった、というのが今の思いである。これから何年かかけて凛々しい花がたくさん咲くようにする、というのが使命のような感じがしている。

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コメント

万葉集に、
「春されば卯の花くたし」。。。と言うのがありましたね。
私も忘れかけていたことを、思い出しました。
ありがとうございました。

投稿: chiemi | 2006年5月19日 (金) 01:31

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