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2005年8月 9日 (火)

からくり人形「段返り人形」

 定年には少し早めの早期退職をした。何をして過ごしていくか、あまり考えもなく辞めてしまったのであるが、誰しもが思うように趣味をいろいろやってみようということは頭にはあった。しかし、趣味といっても、ピンからキリまであり、今まで手を出していないことも趣味的にやってみよう、という気持ちはあった。その中のひとつにクラフトがあった。そういうときにハウルの動く城のペーパークラフトがダウンロードできるようになり、2-3週間挑戦して完成したことは「ハウルの動く城 - ペーパークラフト完成」に書いたとおりである。

 そうこうしているうちに、「大人の科学」(学研)というシリーズで、いくつかのからくり人形の作製キットの販売が目に付いた。なぜか知らないがもともと人形、仏さんに興味があり、からくり人形となると私には格好の題材であった。しかし、なぜかパンフレットなどの案内ではちゃちな感じがして今ひとつ乗り気にはならなかった。どうせ時間つぶしだからと思っても、数時間で作製できてしまうというものであれば、完成後は場所ばかりとってムダだという意識が働いてしまう。しかし、まあ、一応お人形さんだからということで、無収入の身ながら無駄遣いをしてしまった。

 昨年の今時分、NHK教育にチャンネルを合わせたとき「からくり玩具」の趣味の講座(「趣味悠々」)があることを知った。しかし、知ったときはもう遅かった。2ヶ月の講座のほとんど最後であった。残念と思いながらもテキストだけは購入しておいた。しかし、基本的に木作りでありそれは制作が楽ではないのでそのままにしていたのであった。

 今回購入したからくり人形は基本的にはプラスチック製で、ちゃちいなと思いながらも、木で作製していてはそうとう苦労だろうし、そうとう高価になるだろうし、プラスチック製は簡単にできるので、とにかく気楽に楽しもうという気持ちでいた。もともとからくり人形といえば、高山祭りは行ったことは無いのであるが、高山市に行ったときに郷土館にのからくり人形をじっくり楽しむということはやっていたので、プラスチック製であってもからくり人形の仕組みがわかるので楽しみであった。

 昔、アインシュタインが日本に来たとき、自動で水を飲むトリ(「平和鳥」というらしい。現在は「ハッビーバード」の商品名で販売とか)の動きに興味をもち、分解してもよいというのを断って、外部からその仕組みを解明しようとした、という話を聞いたことがある。事実かどうか。ともかく、そのように、自動で動くオモチャの仕組みはやはり誰でも知りたいのである。

 当然ながら、キットであるので各パーツを手にとって作製することになる。そのときに、からくり原理がわかってしまう。 まず学研の「大人の科学」の「からくり段返り人形」に挑戦した。基本的にはよくできている。仕組みは簡単であるようであった。しかし、段返りをするときの腕の動きなどについては細かいつくりがしてあった。ゼンマイはないということであったので、段返りの動力になるものはなにかということが興味もたれるところであった。キットの中にパチンコ玉のようなものがいくつかあった。...あっ、段返りの基本はこれだ、ということになった。約50年前小学校に上がる前だったと思うが、どこで売っていたのか定かではないが、ある玩具に興味を持って、どうしてもほしかったものがあった。無理を言って買ってもらったような気がする。それは「俵落とし」であった。俵がピョコピョコ動いていくのに大変興味をもったのであった。そして、段返り人形もそれと同じ原理であった。

DSC_0030_2  原理の大筋はわかった。あとは作るだけ、ということになり、面白みも半減した感じではあったが、最後まで完成した。完成品について、実際に段返りをやらせてみると、結構かわいいものである。幼心に俵落とし非常に興味をもっただけに「からくり段返り人形」の動きは、原理を超えて興味を持ったものである。幼心をくすぐられたような感じの数日であった。

 次は、「弓曳童子」に挑戦である。

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